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スペイン北の旅 ~ 静かな漁村・ルアルカ ~

いきなりルアルカに行くって言われてもなぁ…。それって、どこなの…?疑問を抱えながら、オビエドのバスターミナルからリバデオ(Ribadeo)行きのバスで1時間弱、ルアルカ(Luarca)っていう漁港の町に到着です。バスは村の小さな広場付近に泊まるよ。ホテルに荷物を置いて、散策開始。

こんな感じのちっちゃな港があります。親いわく「ガイドブックにない小さな村に泊まってみたくて…」ということ。なるほど、観光客もまばらな漁村だわぁ~。

楽しみのビーーーチ!でも、あいにくの天気で、今日は泳げそうもないわ…。とほほ…。

いじけるアタシ。

軽く夕食。

エビ入りのエンサラディージャ。何気なく入ったバルで頼んだけど、エビがぷりぷりでなかなかの味。「Bar Cambaral」(住所:Rivero 15, Luarca)。

あいにくの天気に落ち込むアタシ…。でも親、こんなのを買ってくれました。

テニスとバドミントンの中間みたいなスポーツ。スペイン人は、みんなビーチでこれをやってるから、前から欲しいと思ってたんだ…。でも、けっこうむずかしいなぁ…、これ。親も必死。
 
次の日。天気も回復!

町並みも古くておもむきがあるなぁ…。


さて、ビーチだ!!

親「おい、ちゃんと準備体操!!」

アタシ「わかってるって!」

これがアタシの準備体操よ!!

うーん、らくちん。

アタシ、まだちゃんと泳げないの…。

あんまりきれいなビーチじゃなかったけど、それなりに満足。で、運動後の糖分補給。

村唯一のアイスクリームの露店。

高台に行ける階段を発見。けっこう急だけど、のぼってみることに。

うあ~、港を一望!!

たそがれるアタシたち。

どうしてもカメラ目線になっちゃうアタシ。

港に戻ると、子どもたちが魚釣り。

何釣ってるのーー?

こんな小魚でした。

夕食にでもするのかなぁ…?

こっちの小さい子たちはすでに漁師の素質十分。

桟橋から指示を与えてるぞ。かっこいいーー!

さて、晩御飯。当然、マリスコス(mariscos:シーフード)だろうな…。アタシは、ピザとかスパゲッティがいいのに…。

このお店に決定。親、何かいいものを見つけたらしい。「La Montañesa」(住所:Paseo de Muelle 15, Luarca)
 
まずはお酒のつまみに出てきたのはこれ。

うん、このパテ、おいしい!アタシも食べられるよ。身が粗めで、パンとの相性バツグン!!

何のパテなのか、お店のおじちゃんに聞いたら「cabrachoだよ」だって。

うわーー!「この魚だ」って言って、実物を持ってきてくれちゃった。カサゴの一種かなぁ…。

さて、親が頼んだメインディッシュは…?

うげーー、なんじゃこれーー!子供のアタシに、こりゃーないんじゃない!?こんなに海鮮ばっかり食べられないよー(涙)。

親が見つけたいいものって、これみたい…。エビ、ホタテ、毛ガ二、ムール貝にマテ貝。こういう海鮮の盛り合わせって、マリスカーダ(mariscada)って言うんだけど…、完全にこれ、大人向けでしょ!親のテンション、上がりまくり。だって、これで27€の安さだもん。

食欲の出ないアタシを横目に、親、白ワインとシーフードを存分に楽しんでます。鬼かっ!!

ここでは、カニみそはこうやって食べるんだって。お店のおじちゃんが教えてくれた。

ゆで卵とごちゃまぜにして…。

白ワインを注ぐと…。

こんな状態に。これをスプーンでいただくんだって。親いわく「うーん、ミソはそのまま食べたかったなぁ…」だって。アタシにはどうでもいいけど…。

食材は、実は、地のものじゃないんだって。でも、親は、盛り合わせの迫力とコストパフォーマンスに大満足だった様子…。おじちゃんもフレンドリーだし。

アタシは、夕食には不満足…。

でも、小さい漁村のきれいな夜景がアタシを癒してくれます…。

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スペイン北の旅 ~ フェロールでの出会い ~

今日はルアルカからガリシア州のフェロール(Ferrol)へ。ローカル線で4時間もかかるんだって。でも、バスと違って海岸線を行くらしいから、景色は楽しみ~。大人は一人16.5€だけど、アタシはただでした。6歳なのに。

ルアルカの鉄道駅で列車を待つアタシ。

ただの田舎町の駅。30分くらい列車が遅れてます。

列車が来た!
 
これまた、おもしろみのない列車。もっと味のある車両かと思ったのに…。

4時間、UNOをやったり景色を見たり…。ようやくフェロールの駅に到着。

ふ~、疲れた…。まずは、宿に直行。

ここフェロールはガリシア州の中でも特に雨の多いところ。

向こうに海軍の港が見えるーー。でも、風も強いし、天気、わるっ!なんでこんな町に来たんだろう。フランコの生地だから…?あっ、フランコっていうのは、1939年から75年までスペインに独裁政権をしいた人。この町で生まれたらしい…。

実はこの町、おとうちゃんの弟、つまりアタシのおじさんが、世界一周旅行をしたときに立ち寄って、その時に良くしてくれた家族が住んでるんだって。せっかくだから、アタシたちも会いに行っちゃおうっていう考え。

突然連絡しても会ってくれる寛容さ。さすがガリシア人!!ちゃっかり、家にお邪魔しちゃいました。エレーナちゃんはアタシより年下のかわいい女の子。

スペイン人お得意のプリンセスのコスプレ。短い時間だったけど、楽しかった~。

次の日、奇跡的に晴れました~。今日はもうこの町を出て、バスで次の町に移動です。でも、その前に少しだけ市内も見ておこうっと。

市庁舎。

っと、その時。偶然にもエレーナちゃんとママに遭遇!!プレゼントを渡しに、ホテルに来てくれる途中だったんだって。

クマさんのぬいぐるみ、もらっちゃった。旅の仲間ができました。

いっしょに、少しだけ市内散策。

すっかり仲良しのアタシたち。

こんな光景、珍しくないよ。

銅像の目が悲しげ…。

花柄の車。

持ち主は絶対に明るい人!!

公園へ。普通にクジャクと触れ合えるなんて!!

近すぎちゃって、どうしよう。

バサっ!!
 
羽を広げるサービスも!!すんごくキレイ!!

教会も見とこう。

素朴だなぁ…。

散歩終了。バスターミナルに向かわなくちゃ。

エレーナちゃんのパパも、仕事が終わって、見送りに来てくれました。とことん情に熱い…。

フェロール…。観光名所はこれといってない…。でも、毎日のように降る雨でも冷ませない情熱が、ココにはあるぞ~。来てよかった~。

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スペイン北の旅 ~ ガリシアの漁港ビーゴ1日目:お店的なアパート ~

フェロールのバスターミナルを出発。フェロールでの出会い…。後ろ髪をひかれる思いだけど、まだまだ旅を続けるらしい…。ホントにうちの親、この旅をどこまで続けるのかしら…。

さて、バスに揺られること3時間弱。ようやくビーゴ(Vigo)の町が見えてきました。このビーゴ、スペインでも有数の漁港らしい。漁港か…。また魚介類ばかり食べさせられるんだろうな…。今から憂鬱…。 

あいにくの曇り模様。


ビーゴのバスターミナルは少し不便。町の中心からかなり離れた場所にあります。市内のバスは多く走っていて、便利ですが、疲れもあって、宿まではタクシーに乗ってしまいました。

ここビーゴは5泊の予定。この北の旅で最も長い滞在で~す。あ~、少しはゆっくりできそうだわ~。それに、この町には知り合いが2家族。アタシの学校の同級生関係の知り合いです。ビーゴに行くと言ったら、2家族とも「ぜひ連絡ちょうだいね~」だって。さっそく連絡するも、携帯なのに、なぜかつながりません…。ホントに、スペイン人ったら!

さて、宿に到着!!どんな宿かな??親いわく、今回は5泊だし、ゆっくりできるアパートにしたと。タクシーを降りた場所でオーナーに電話。「今から行くから少し待ってね」とのこと。待つこと5分、オーナーが現れた。いかにもスペイン人らしい明るい女性。「じゃ、入りましょう」といきなりお店みたいなところに入り出したぞ!!

えっ、ここ、お店じゃないの…?

こんな貼り紙も…。「各種イベント、誕生日、ご家族の集まり、洗礼式、コムニオン(8~9歳のお祝い)など、日貸しいたします」だって。やっぱり、これ、アパートっていうよりお店的な感じじゃん!!父親が、安いからっていう理由で予約したらしいけど…、大丈夫かいなぁ。

入り口を入ると、バルそのまま。

やっぱり、お店的な感じ。

奥へ。3人家族では使いこなせないほどのキッチン。

ただただ、お店的。
 
一応、キッチンからはオーシャンビュー。

でも、あまりにお店的な感じに、アタシの不安はピークに。すると、オーナーが2階に案内してくれました。

おっ!2階はしっかりとした居住スペース。お部屋も4部屋。こりゃ~、最高!!
 
 
アタシの部屋もある!!すご~い!! 
 
 
ここは、親の寝室。いきなり鏡を拭きだす母。 
 
 
階段でこんな遊びもできるぞー!アタシ、気に入っちゃった、ここ。

5泊で200€は大満足の値段だと思います。コンロが5つ口、オーブン、いろいろな種類のグラスがうれしい。もちろん、1階のバル・スペースも使いたい放題なので、夜はカウンターで「お食事&飲み」です。アタシたちはネットで予約したけど、さっきの貼り紙にあった番号に電話をかければ、オーナーと直接交渉で、即予約です。 

夕刻前、お散歩にでかけます。

絵になる旧市街の町並み。 


太陽の門(Puerta del Sol)にあるモニュメント。エル・シレーノ(El Sireno)っていうんだって。男の人魚なんて初めて見た。

さて、夕食だ!!旧市街の景観を損なわない、雰囲気のあるレストラン。母、気に入った様子。

(Vinoteca Cabernet 住所:Calle Teófilo Llorente 29A, Vigo)

やっぱりビーゴに来たらタコ(pulpo)、だそうです。アタシは知らんけど…。
 
タコの鉄板焼き(Pulpo a la plancha)。柔らかいタコを香ばしく焼き上げ、バジルソースでいただきます。こりゃー、リアス・バイシャス(Rias Baixias:このあたりの白ワイン)に合うわぁ~(親談)。

お腹も満たされ、お散歩。7月の夜風が気持ちいいなぁ~。

港町の夜は、ゆっくりと更けていきます。

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スペイン北の旅 ~ ガリシアの漁港ビーゴ2日目 :初潮干狩り~

ビーゴ2日目。

久しぶりに、ちゃんと調理をした朝食で~す。やったー!アタシの目玉焼きは、トロトロでお願いしま~す。
 

こんな感じの朝食。

白飯が嬉しい!それから生野菜も。日本のお友達が送ってくれていた「ろく助の塩」。ホントに、今回の旅では必需品です。スーパーで生野菜のパックを買って、塩とオリーブ油で食べます。とにかく野菜不足になるので、ホテルでもアパートでも、朝はいつもこれです。

いまだ、こっちにいるはずのお友達家族と連絡が取れず…。しかたなくビーチでのんびりすることに。タクシーをつかまえて「子どもとのんびりできるビーチはないか」と聞き込み。「よっしゃ、それならChapelaだ!」ということで、言われるままチャペラというところへ行ってもらうことに。

10分程度で、ひっそりとしたビーチに。ビーゴの町に帰るためのバスの停留所を教えてもらい、運転手とAdios~。
 

うーん、静かなのはいいんだけど、静かすぎじゃない?いっしょに遊べるような子供がいないじゃん!!


しばらく遊んでいると、父親がいない!!さては…。
 
やっぱりこれかい!!ビーチ沿いに並んでいるバルで、すでに食べてるっ!!

これ、ペルセーベス(percebes)ってやつ。日本で佐渡島に行った時にも食べたなぁ~。確か「カメの爪」っていう名前だったような…。アタシはもちろん、こんなけったいなもの、食べません。

親 「こんな大ぶりのペルセーベス、マドリッドじゃ食べられないよね?」
店員「おいおい、マドリッドなんかといっしょにしないでよ。ここはビーゴだぞ!!
   マドリッドにはおいしいもんなんてないだろ!?」

明らかにアンチ・マドリッドの店員さん。でも、確かに魚介の鮮度は半端ないみたい。親、肉厚のペルセーベスをおいしいそうにほおばってます。

おいしい魚介、夏の太陽、とくれば、やっぱし…。

…だよねぇ~。店員さんおすすめの白ワインをもって来てくれました。ガリシアのブドウと言えば、やはりゴデージョ(godello)。フルーティーでコクのある味わいがたまりません(親談)。

おっ、おススメに「キスキージャ(quisquilla)」の文字。


親、すかさず注文。

要は「蒸し小エビ」です。これも、小エビながら肉厚で、つまみには最高です。これは、200gなので6€。
ちなみにおススメにある「ペルセーベス(percebes)3.50€」というのは、小ぶりのものの料金表示。親が頼んだのは大きいものなので、値段が倍近くします。親、これを知らずに頼んで腰抜かしてました。200g(6ケ)で16€したそうです…。

ふと、海を見ると、さっきまではなかった光景が。

大人たちが、腰をかがめてなにやらやっています。

アタシたちも行ってみよっ!

聞くと、いわゆる「潮干狩り」をしてました。アタシたちも見よう見まねで手を突っ込んでみると…。

よっしゃーー!大漁じゃい!!

捕れたのはザルガイとアサリ。ベルベレーチョ(berberechos)とアルメハ(almejas)と言います。こりゃー、今晩の酒の肴にもってこいじゃ~い、と親が興奮してます。アタシも、思いがけず、ここビーゴで「初潮干狩り」。楽しかった。

宿に帰ると、父、さっそく調理。

白ワインで蒸します。

できたー!!

ザルガイとアサリの酒蒸し。ワインとの相性バツグン。でも、これじゃ、アタシのご飯のおかずにならないけど、どうすんのー?
 
ママー、すっごいきれいな夕日だよーー!


さらに日が沈むと…。

こんな夜景がキッチンから見えるのでした…。

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スペイン北の旅 ~ ガリシアの漁港ビーゴ3日目 :美しい島シエス~

ビーゴ3日目。やはりスペインン人のお友達家族とは連絡が取れず…。

今日は、港から船に乗ってシエス島へ行ってみることに。なにやら、2007年の世界で最も美しいビーチに選ばれたそうな…。行くしかないっしょ。

港に着くと、すぐに船が出るとのこと。さっそく乗船(往復で大人18.5€、小人6€。2014年7月現在)。


出発から20分。白いビーチが見えてきました。


到着着、まずは一杯(もちろん親です。)


アタシは、勝手に泳がせていただきます。

白と青のコントラスト、そしてア・タ・シ。

海に潜ると、きれいなお魚さんが見られます。でも、水が冷たすぎて1分も水中にいられましぇ~ん。

砂は白くて温か~い。

島を散策。

ここシエス島は、自然保護の観点からBBQのような行為はできません。草や花も採ってはいけません。でも、キャンプ場があって、きれいな島でのんびりするなんてことも可能です。

ちょっと休憩。
 
小さい島なので、食べ物はあまりない。しかたなく、ドーナツをかじります。

桟橋から少し離れたビーチです。

もう一度、泳ぎにチャレンジ。

父の目線がギャルにクギ付け。アタシを見てくれません。


「お父ちゃんのバカ~!」



美しくも、水の冷たいシエスを離れて、ビーゴの港に帰港。
 
またまた変なモニュメントを発見。El Nadador(エル・ナダドール)だって。泳いでいる人には見えないけど…。


「お腹がすいたよ~」とアタシ。父、「いいから黙ってついて来い!」何かおいしいもの、食べられるのかな~?ついて行くと…。

げっ!!港の近くにある通称「カキ通り」に入っちゃった!!

親の大好物のカキ。あんたたち、絶対にここで食べる気でしょ!

あ~、やっぱり席に座っちゃったよ…。
 
見るからに新鮮なカキ。うまいのはわかったけど、アタシは何食べればいいの!?

あらら、これか…。

前から言ってるけど、アタシの好きなのは、白飯!!パエーリャじゃないの!!

結局、アタシの好きなものにはありつけず…。

でも、この宿は気に入ってます。

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