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アトーチャ駅のトイレが有料に

2013年11月12日

 アトーチャ駅のトイレが有料になりました。0.60€(75円程度)です。さっそく行ってみました。男子用は、中に入ると自動券売機があります。チケットを購入し、中に入ります。モノトーンでシックなデザイン。落ち着いて用を済ますことができます。しかし、やはり高いという感はあります。「小」だけでは、何かもったないない感覚に襲われます。
 

女子用は、こんな感じ。
 
なんというゴージャス感。壁に鮮やかな花の絵が描かれています。落ち着いて用を足せるのかはその人次第です。女子トイレの場合、入り口付近にトイレタリー用品を売る売店があります。
 

入場の際に買ったチケットを捨てずにとっておくと、この売店で割引がききます。この写真から、トイレタリーグッズだけではなく、水やショッピングバッグも売られていることが確認できます。それらには、このトイレの利用促進のためにデザインされたロゴがプリントされています。

ここで売られている商品は、高い上に、トイレのロゴが付いているので、「トイレを使用したアピール」をしているようで、少し気恥ずかしいです。「ゴージャスな内装や売店はいいから、無料、もしくは料金をもっと安くしてくれ」と思うのは私だけでしょうか…。
 

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「焼き栗」で寒さを吹き飛ばせ!?

2013年11月20日

情報源にしている”20 minutos”(街頭で配られている無料紙)には、このようにあります。

「寒さとと共に栗がやってきた」
11月の寒さを乗り切るには、焼き栗よりほかにはありません。スペイン広場に17年間屋台を構えるサルバドールさん。1袋2.5€です。

うーん、「焼き栗」が寒さをやっつける食べ物とは…。栄養面からそうなのかなぁ…?スペインには、日本のラーメンや鍋物のように体を温めてくれる食べ物があまりありません。寒い冬に、ラーメンや鍋をフーフーして食べる日本人からすると、「焼き栗くらいで寒さを乗り切れるかいっ!」とツッコミたくなるような新聞の記事でした。

寒さを乗り切れるかどうかは別として、この時期になると、道端に焼き栗売りが出てきます。相場は1袋2€。秋を感じながら、食します。ホクホクでとてもおいしいです。
八百屋やスーパーでも生の栗が販売されます。日本の栗より小ぶりですが、味は良く、値段も日本の3分の2程度です。「食と酒」のカテゴリーにも書きますので、ご覧ください。


(記事のサルバドールさんの店ではありません。持っている小さめの袋で2€。大きめの袋だと4€になります。)

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スペインのおいしいもの2~焼き栗~

11月に入ると、道端に「焼き栗」の屋台が出没します。思い当たるところは、スペイン広場(Plaza de Espana)、地下鉄ケベード駅(Quevedo)でしょうか。そのような屋台で買ってもよいのですが、割高です。この時期には、スーパーや八百屋などでも売り出しますので、それを買って、家で焼いて食すのがおすすめです。

自宅近くにガリシア地方の食べ物を専門に販売している小さい店があり、そこで大きめの生栗が売っていたので、購入してみました。


(店名:Casa Breogan 所在:Calle Blasco de GarayとFernandez de los Riosの交差点付近)

店主に焼き方を聞くと、焼く前に切り目をいれておくのがコツとのこと。さっそく家でやってみました。包丁で切り目を入れて、フライパンへ。ふたをして弱火にかけます。ときどきゆすって栗を転がします。だいたい20分くらいで下のような状態になったら出来上がりです。



切り目を横に入れたり縦に入れたりしてみました。私の感想では、写真中央にある栗のように横に切り目を入れたほうが、あとで剥きやすいように感じました。後日、栗ご飯もやってみましたが、とてもおいしかったです。

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ストリート・ミュージシャンにオーディション!?

2013年12月2日

マドリッドでは、通りに限らず、駅構内、さらには車内までもがストリート・ミュージシャンのステージと化します。「マドリッド市もそんな状況を黙認なのだろうなぁ…」と思っていた最中(さなか)、新聞("20 minutos")で面白い記事を見つけました。見出しは次のようなものです。

「ミュージシャン350人、道での演奏許可のために市の試験を受ける」

要旨は以下のようなものです。

・街頭での演奏許可のための公的試験が12月2日と4日に行われる。
・受験者は楽器を持って文化センターに集まる。
・実施委員(音楽の専門家2人と役所職員1人)の前で演奏する。
・実施委員は、楽器のスキル、さらには迷惑度合い(el grado de molestía)をチェックする。
・合格者は、活動場所のプランを提出し、これが通れば、晴れて市の許可を得たストリート・
 ミューシャンになる。
・遵守するべき規定は、「他のミュージシャンとの間隔を最低75mは保つこと」「シエスタの
 時間帯(15~17時)は演奏をしないこと」「夜は22時(6~9月は23時)までとすること」
 である。
 
市が、ストリート・ミュージシャンを規制しようと考えていたことが意外だったので、なかなかおもしろい記事だと思いました。通り、駅構内、車内では、実に多様なジャンル(スペインポップス、ジャズ、タンゴ、ボレロ、フォルクローレなど)が聴けます。中には、BGM用のアンプの上に座り、マイク片手に熱唱しているおばさんまでいます。警察等が、そのようなストリート・ミュージシャンを取り締まっている光景を見たことがりませんので、完全に「黙認」なのだと勝手に想像していました。

・”el grado de molestía”を「迷惑度合い」と訳してみました。これをどうやって評価するのか、
 実に興味深いです。楽器の属性によるのではないかとも思いますし、試験中は音を小さめに
 演奏した場合には、迷惑度合いの評価は良くなるのではなないかと考えたり…。うーん、実
 に興味深い。

・「ミュージシャンの間隔75m」って、メージャーでも持って査察でもするのかなぁ?

・シエスタをしない我々外国人からすると、「昼間はいいから、夜、もう少し早めに切り上げ
 てくれっ!」とツッコミたくなる…。

うーん、興味は尽きません…。

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スペインのおいしいもの3~イベリコ豚の生ハム~

言わずと知れたスペインの生ハム。このブログで書くまでもないのですが、”entero”(エンテーロ)「丸ごと」で購入した感動が止まらず…。訪れた店はハム専門店”Jamonia”です。

 
(”Jamonia” 住所:Calle Ayala 142, Madrid 最寄駅:Metro2または6号線 Manuel Becerra )

決して大きい店ではありませんが、店の人が丁寧に説明してくれました。大型スーパーではやたらと品数があり、どれにするか迷ってしまいますが、ここなら、品数も厳選されているような感じがして、買い物しやすいです。

 

生ハムについて…

・”jamon”(ハモン)と言うと、一般的には後ろ足のことを指します。前足の生ハムを”paleta”(パレータ)と言い、重量は軽めです。

・生ハムは大きく分けて、ドングリを食べて育った”bellota”(ベジョータ)と、それ以外の飼料で育った”cebo”(セボ)があります。すべてのイベリコ豚がドングリを食べて育ったわけではないのですね。一般的に、セボよりベジョータのほうが高価で、味が良いとされています。


ベジョータのほうが脂身が甘く、味と香りが芳醇です。そのせいか、少し脂っこく感じます。一方でセボは、身が硬く、比較的あっさりした味に感じます。店の人に「セボのほうが脂は少ないんでしょ?」と聞いたところ、「脂身の量は変わらない、違うのは味。ベジョータにするかセボにするかは、好みの問題だ」と熱く語ってくれました。熱さ余って、切り方のコツ、切り口はラップで密閉しないほうが自然な味が楽しめることなど、関連情報も語ってくれました。この店の人は、プロ意識が高く、非常に親切に対応してくれました。
 
うちでは、それほど大量には消費しないだろうということ。また、毎日の食卓に並べるには、あっさりしたセボのほうが適しているのではないかと思ったことから、今回は、セボのパレータを購入してみることにしました。


(エストレマドゥーラ産生ハム 57€:7700円程度)

あの薄切りを実現するためには、固定するための土台”jamonero”(ハモネーロ)と専用の包丁が欠かせません。その足で”Corte Ingles”(コルテイングレス)へ行き、購入してしまいました。(ハモネーロ42€、包丁21€)。日本に持って帰るぞ!!

ネットの動画を参考に、見よう見まねでカット。苦労しながらも、感動の「自宅生ハム」を体験することができました。スペイン生活を実感した瞬間です。
 
スペイン人の友人に購入の知らせをしたところ、こんなメッセージをくれました。

”Me alegro que tangas ya jamón. Sé que lo cuidaras como a un hijo.Jejeje.” (もうハム、手に入れたんだね、うれしいよ。息子みたいに大事にするんだろうなぁー。ははは…。)

そうです。まさに息子のような存在感を放っています。

後日談:このセボを1ヶ月半で消費後、ベジョータを購入してしまいました(129€)。くー、高
    い。しかし、日本で買ったら3倍価格です。せっかくのスペイン滞在なので大奮発で
    す。






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