発信するブログ「あっちのタバコ屋」。すなわち…
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さて、ファームステイ2日目だ。農場のさわやかな朝を迎えました。夜中に起きて星を見たら、すんごくきれいだった。マドリッドでは見えないものがここでは見えるって、何だか、ふ・し・ぎ。
さて、きのうローラさんにもらった新鮮な卵で作りたいのはただ一つ。もちろん…。
そう!!卵かけご飯でーす。日本人なら絶対にやりたくなるよね。醤油がないので、塩でいただきまーす。うーん、有機飼料を食べて野原を駆け回っているニワトリさんたちの卵。おいしくないわけがありましぇ~ん。ローラさんに言ったら、すごくびっくりしてた。卵を生で食べるなんて、「信じられない(increible)」って。でも、「日本人は生で食べるからこそ、味の微妙な違いがわかるんだよ」って、教えといてあげた。
さて、今日の朝はヤギの乳搾りのお手伝いです。
おー、さすが父(ちち)。乳(ちち)搾りがうまいね。では、アタシも。うーん、やり方が悪いのか、乳をいっぱい出してくれません。まだまだ、修行がたりません…。
次は、きのう集めた草を豚小屋に運びます。
車の荷台に乗ってGO!!わーい、草がクッションになっておもしろ~い。
あっ、きのうアタシたちを取り囲んだ豚さんたちだ!今日は、こんなところにいたんだ。農場はホントに広けど、時間になるとちゃんとその場所にいるんだね。さて、すでにおじちゃんはエサの草をほうり投げてます。
アタシも手伝わなくっちゃ。
えいっ!なぜかジャンプしてしまうアタシ。
秋から冬にかけては、落っこちてるドングリを探して食べるそうですが、この時期はドングリの季節ではないので、こうやって新鮮な草を与えるということです。おいしそうに食べてる。
こちらは、生後1ヶ月程度の子豚ちゃん。日光浴をしています。
自分の部屋に戻ってきました。左のほうに敷いてある赤い板は、ホットカーペットのようなものだとか。寒い時にお母さんに寄り添って寝ていると、ときどき押しつぶされて死んじゃうんだって。それを避けるために、この板の上で暖まれるようにしてあるんだって。
イベリコ豚のお母さん。もうお乳がパンパンなので、小屋に返って子供たちに授乳しなきゃ。
やったー。楽しみにしてたロバ乗りだ~!こちらのロバの名前はカネーラ(canela:シナモンの意)。ほら、シナモンみたいな色してるでしょ。
ローラさんがしっかり綱を引いてくれるので安心。きのうピコンはやんちゃ坊主って感じだったけど、カネーラは気の優しいおねえちゃん。
しばし、農場をお散歩で~す。
お散歩終了。農場内にあるボデガ(bodega)も見学させてもらいました。ボデガっていうのはワイナリーっていう意味もあるんだけど、こういう食料貯蔵庫のこともボデガって言うらしい。中はすごくひんやりしています。
この農場では、屠殺→加工→塩漬けという工程は他の専門業者に委託してるんだけど、最終工程の熟成だけはここでやっているんだって。さっきエサをあげた豚ちゃんたちも、将来は立派な生ハムに生まれ変わるんだろうな…。
農場のおじちゃんのお話:
「自分のオヤジもボデガをやってたよ。夏は暑くてたまらないから、ボデガの中に入って、吊るされた生ハムの下で宿題をしたもんだよ。ここのは100%イベリコ豚だよ!本当のイベリコ種は足首が細いんだ。見分けるなら、足首の部分を握ってみてな。余裕を持って握れれば100%イベリコ種。自分の人差し指と親指が離れてしまうようなら、それは偽もんだな」
丁寧な説明を聞いてたら、食べたくなっちゃったよ~。で、もちろんその場で購入です。
生ハム、サラミ、パテを購入。いいお土産になります。
とりあえず、午前の活動は終了。一度、家に返ってお昼ご飯でも食べましょ~う。
買ったばかりの生ハムは、お昼ご飯でした。イベリコ豚ベジョータとパンがあれば十分です。午後は、搾ったヤギの乳でチーズを作るって言ってた。これまた楽しみ~。
※「ベジョータ」については「スペインのおいしいもの3~イベリコ豚の生ハム~」をご覧下さい。
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