さて、レオンの町で昼食後、アストゥリアス州の都・オビエド(Oviedo)へ。2時間ほどのドライブです。
オビエドの町の郊外にあるアストゥリア建築を見るのが目的みたい…。アタシ、あんまり興味わかないわぁ…。
でも、ここオビエドでは、今回の旅で初めてとなる、アパート滞在なんだって。ホテルだと、大好きな白飯を炊けないし、外食ばっかりで胃が疲れちゃう…。けど、アパートなら大丈夫。今まで、頑張って、米とか味噌とか持って移動してきた甲斐があったわぁ…。しかも、ここ、オビエド。観光の見どころが少ないせいか、宿代の物価が安い。今回のアパート。そこそこの広さで58€(2泊)でした。まだ7月だから、ハイシーズンじゃないのかな…?
さて、町に到着。でも、このオビエドの町。坂が多いわ、曲がりくねった道が多いわで大変。しかも、マドリッドと違って、道の名前を示すプレートが見にくくって、いったい自分たちがどこを走ってるのか、すぐにわからなくなっちゃう…。なかなか宿を見つけられましぇーん。ナビがなく、道路マップにたよるアタシたちとしては、しんどい…。父も母も疲れ果て、険悪な感じに…。なんだかんだで1時間ぐらいぐるぐるしちゃいました。
ようやく宿を発見。立地は非常に便利な場所。この前を通ってたのに、見過ごしちゃったみたい…。宿のオーナーとの手続きを済ませて、ようやくほっとしました。さて、白飯でも炊くか…と思ったら、親、疲弊しすぎて作る気がしない…と。結局、いつも通り、バルかいっ!!
アパート付近の庶民的なレストランへ。父、まわりのお客さんのみんながシードル(sidra)飲んでいるので、それを注文。リンゴのお酒なんだって。北の地方は、いろんな場所でシードルが飲まれてるけど、ここアストゥリアスでも庶民的なお酒。
えっ、ボトルでいっちゃうの!?って思った?実は、シードルは安いの。これで2.50€。だから、グラスでなんか注文できないんだって。
はね防止用の筒の中にグラスを構えて、上から注ぎいれます。お客はみな、自分では注がず、お姉さんが来るのを待ちます。おもしろいシステム…。
「目をつぶってでもできるわよ!」と元気なお姉さん。味は日本人の想像する甘いシードルと違うから、気を付けてね。リンゴの発酵臭が相当きついらしい…。何でも飲む母親でも、「これはちょっと…」らしい。
アストゥリアス料理の白インゲン煮込み(fabas:12€)。
素朴な味でおいしい。ただ、やっぱり大人向けね。
子どものアタシのために、こんなの頼んでくれました。ニンニク鳥唐揚げ(pollo al ajillo:6€)。
これは、日本の唐揚げそのものだぞー。うまい!アタシは、こういうのを待ってたの!
絶対におススメってわけじゃないけど、唐揚げが食べたい人のために、お店、紹介しておきます。おしゃれ感ゼロだけど、元気なお姉ちゃんがシードルを入れてくれるよ。
「Sidrería Mateoastur」(住所:Calle de Los Avellanos 2, Oviedo)
次の日。朝食は、念願の白飯をノリでいただきました。やっぱ、これだなぁ…、日本人は。
さて、遅めの朝食後、親目当てのアストゥリアス建築の教会へ。町から車で15分で到着。
サンタ・マリア・デ・ナランコ教会(Iglesia de Santa María del Naranco)。おっ、よさげな芝生。
それー、お約束の逆立ち、からの…。
ブリッ~ジ!!決まった…。
次の教会は歩いて5分ほど山道をのぼる。
サン・ミゲル・デ・リーリョ教会(Iglesia de San Miguel de Lillo)。
ひっそりとしたたたずまい…。
2つの教会はセットで、スペイン語ガイドがついて来て、いろいろと教えてくれるけど…。建物自体は…、あんまり感動しないなぁ…。素朴でかわいい感じはするけど…、これで世界遺産とは…。
がっかり感のままオビエドの町へ。今日は、レンタカーの返却日。満タン返しせねば。ガソリン・スタンドを探して、また街中をぐるぐる。地下パーキングに併設のスタンドをやっと見つけました。
日本では、みかけないスタイルなので、戸惑いながらの給油。
無事にレンタカーを返し、父、ホッとした様子。さて、アパートに戻りましょう。
おっ、おしそうなトマト。ここアストゥリアスは、新鮮野菜の宝庫。
家で冷やしトマト。
やっぱりアパートでの自炊は、胃が休まるわぁ~。
アタシ:明日はどこ行くの?
親 :ルアルカ(Luarca)だよ。
アタシ:なにそれ?聞いたことないよ~。
親 :さっき決めたんだけど、小さな漁港の村。ビーチもあるよ。
「さっき決めた」って…。なんて行き当たりばったりなんだ、うちの親…。でも、まあ、またビーチがあるところなら、いっか。
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