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スペイン北の旅 ~ 北部の至宝・サンセバスティアンへ再び1 ~

ビルバオをバスで出て、2時間弱でサンセバスティアンへ到着で~す。実はここ、2度目の滞在なの。以前は、入院した知り合いのお見舞いにやってきたことがあるんだ。その時は、11月で、まだ泳ぐには早かったけど…。今回はばっちりビーチで楽しむぞ!!4泊もするし…。その美しさに、人はここを「ビスケー湾の真珠」とか「スペイン北部の至宝」とかって呼びます。ステキなネーミング。ちなみにここはバスク州。バスク語ではサンセバスティアンはドノスティア(Donostia)。人たちはバスク語も話すの。もちろんスペイン語も通じるけど、とりあえず「ありがとう」だけ覚えとこっと。エスケリク・アスコ(Eskerrik asko)か…。
 
この時期(7月)のサンセバスティアン(以下、サンセバ)はすでにハイシーズン。ホテルは異常なほど高い…と親が嘆いてます。でも、そんなことアタシには関係ないもん。2段ベッドがあって、この部屋、気に入ったぞ。

アタシ、上で寝たいけど…、柵がないからやめとけって、親が言う。うーん、なんで柵もハシゴも付いてないんだろ…?

もう夕方…。とりあえず、バルに行って夕食をとることに。ここサンセバは、世界でも有名な美食の町。世界中からおいしいピンチョス(お手軽なおつまみ)を求めて年中ごった返してます。ピンチョスは、もともとは、パンに食材をのっけたアペタイザー。でも今は、おつまみ全般を指してこう呼ぶみたい。ちなみに、もう少し大きいサイズの料理をラシオン(ración)
って呼ぶよ。

さて、サンセバ滞在、記念すべき1軒目は、母親おすすめのここから。テーブル席も少しだけあるから、アタシみたいな子供がいても大丈夫。カウンターに並んでいるものを指させば、席まで持て来てくれます。お会計は後でも大丈夫。ぜーんぶ店員さんが覚えています。プロのお仕事。

(「Bar Martinez」 住所:Calle 31 de Agosto, San Sebastian)

タラの卵(2.60€)。
 
うーん。日本食にもある煮物みたい。薄味がうれしい、ほっとする味わい。

パンにカタクチイワシの酢漬けがのっかってるやつ(2.30€)。

魚が新鮮だから臭みゼロ、酢がききすぎてなくておいしい…って、親が言ってます。これは、アタシにはちょっと…。

タコの串焼き(Brocheta del pulpo)(5.10€)。
  
これは指さしではなく、口頭の注文で。注文してから焼いてくれます。外はカリッ、中はフワフワのタコさん。

この他にもいくつか頼んで、今日のところは終了です。ところで、サンセバのピンチョス。一見、量のわりには高い気がします。だって、あのタコの串焼き、アタシのお小遣いの5か月分だよ。でも、親いわく「確かに高い。でも、人気店は、どれもすごく繊細だし、凝ったピンチョスばかり。店員のサービスも良いし、この値段になるのも仕方がない」だって。

次の日、ビーチへ向かいます。

あっ、ドンキホーテのおじちゃんとサンチョパンサだ。バスクでもお目にかかれるとは。あれ、おじちゃんの手がない!だれっ、こんなことしたの!!

ビーチで海水浴!!と思いきや、天気がびみょー。そこで、水族館へ行くことに。
 
サンセバの水族館。水族館は、沖縄の「ちゅら海」以来かな…?

おっと!いきなり水上人形劇のお人形さんたち!!

ベトナムのハノイに行ったときに見たよ~。久ぶり!!

クジラ漁のジオラマ。

ふーん、昔の人って、こうやってクジラを獲ってたんだ。勉強になるわぁ~。

親がこれを見るなり「おっ!ボケローネス・フリートスだ!」だって。

ボケローネス・フリートスって「カタクチイワシのフライ」って意味でしょ!?まだ、揚がってないじゃん、これ。

うわー、カラフルだけど…、すこし怖い。


アタシ撮影のクラゲ。


こじんまりとした水族館だけど、なんだかのんびりと落ち着ける場所でした。さて、外へ出ると、晴れ間が!!ビーチかな??


ビーチの前にお昼ご飯だって。水族館付近の湾岸のレストラン通りで昼食です。

イワシの塩焼き(sardinas a la plancha)。
 
これは大人の好きなやつでしょ!アタシにはちょっと…。これで12€って…。

次は、サンセバの名物カニグラタン(changurro)。

カニみその味がほのかに香って、なかなかおいしい。でも、これで15€って!

水族館方面のレストラン通りは、「味は悪くない。雰囲気もいい。でもちょっと高い…。」と親が嘆いてました。じゃあ、その辺のピザ屋にすればよかったじゃん!

さて、完全に晴れたので、ようやくビーチへ。それーっ!!
 

この7月の時期、干潮が午後7時半でした。この時間が、一番賑わいを見せてます。
 

夕食は軽くバルで。
 
(「Bar Rojo y Negro」 住所:Calle San Marcial 52, San Sebastian)

なにこのおもしろい注ぎ方!?これ、チャコリ(txakoli/chacoli)っていうバスク地方のワインなんだって。発泡性の白ワインを、こうやって高い位置から注いで、炭酸を思う存分遊ばせて飲むそうな…。じょわじょわ~。冷えてるから、ビールの代わりに、一杯目からでもOK、って、親が言ってます。ちなみに、一杯目を注いだ時に「あー、写真撮り忘れた」って言ったら、もう一杯ついでくれちゃった、タダで…。気の利いたサービスがうれしい。

アーティチョークのフライ(1.80€)。奥が肉団子(albondigas)(3.50€)。
 
頼んだものは、作り置きを温めなおしたものだけ。だから、特別おいしいっていうわけじゃないけど…。テーブル席があるから、子供には助かるわぁ~。店員さんも親切だし…。子連れには過ごしやすいバル。
 
サンセバのカテドラル。
 
今まで見てきたカテドラルに比べたら、すごく小さいけど、質素なところが逆にキレイ。おやすみ~。

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