発信するブログ「あっちのタバコ屋」。すなわち… otro estanco スペイン北の旅 ~ 北部の至宝・サンセバスティアンへ再び2 ~ 忍者ブログ

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スペイン北の旅 ~ 北部の至宝・サンセバスティアンへ再び2 ~

サンセバ3日目の朝。今日も朝はどんより…。いきなりビーチに繰り出すのは無理そう…。とりあえず、お散歩…。でも、雨が降ってきちゃった。仕方なく海辺のカフェで雨宿り。曇ってるとやっぱり肌寒いなぁ…。何かあったかいものが飲みたいけど…、ウーロン茶とかないし…。仕方なくコラカオを注文。

コラカオ…。子どもから大人まで、スペイン人なら飲んだことがない人がいないくらい有名な粉末ココアなんだよ。カフェでもバルでも、どこでも置いてある。スペイン人の中には「オリジナリティのある味だ」と言いはる人もいるけど、はっきり言って、味はNestleのミロです。ミロと言うと子供の飲み物って感じがするけど、ここスペインでは、ビジネス街、ビシッとスーツで決めた男性が、休み時間にバルのカウンターでコラカオをすすり飲むという光景が見られます。アタシ、甘すぎてあまり好きじゃないんだよね…。

カフェで時間をつぶしている間にお昼時。雨も小降りになったので、とりあえずバルに行って何かつまむことに…。
 
(「Bar La Viña」 住所:Calle 31 de Agosto 3, San Sebastian)

テーブル席もあるけど、もう満席。

こういう場合は、適当なスペースを見つけて窮屈に食べるしかありません。子どものアタシには、立って食べたり飲んだりするの、けっこう難しいのよね~。
 
母親が、カウンターのお客さんが食べてるものを指さして頼んだら、タラのフリッター(2.50€)でした。

これはうまーい。マドリッドにもタラのフリッターの老舗があるけど、やっぱり、ここは使ってるタラの質が違うわ。塩加減もちょうどよし。

チーズケーキ(tarta de queso)(5.00€)。

ええっ、昼からチーズケーキかいっ!!親いわく「仕方ないのよ~、この店の名物なんだから…。」だって。うまいうまいって食べてます。アタシなんか、いつも甘いもの、制限されてるのに…。なんて大人って勝手なのかしら…。それにしても、ここのチーズケーキの濃厚さといったら、これまで食べたことないなぁ~。プリンみたいな食感だし…。親は大満足の模様。アタシ、実はあまりプリンが好きじゃないので、このチーズケーキもあんまり…。

凝ったチーズケーキよりも、立ち飲みのおばちゃんが連れてた犬と戯れたい年頃のアタシ。


食後、モンテ・ウルグル(Monte Urgull)という小高い丘に登ることに…。

このどんよりとした天気でも、この景観。サンセバって、ほんとにキレイなところ。

お天気、急変。いきなり晴れてきました。これならビーチに行けるぞ!!

喜びの逆立ち練習。


丘を降りて、ビーチへ。

はしゃぎたい気持ちを抑えて…からの!?

逆立ちれんしゅーう。

今日もたっぷりビーチで遊んじゃいました。その間、父はビーチの人間観察。母はお買い物です。

さて、夕食もバル。ほんとに好きね~。

(「Bar Goiz Argi」 住所:Calle Fermin Calbeton 4, San Sebastian)

既に人でごった返してるよー。しかも、この店、狭いしテーブルがないから…。他のお店に行こぅ…。えーっ、もう入ってるー、親!!信じられなーい!!

店頭のモニターには日本語版のメニューも。

店員に番号を言えばよいシステムで、簡単オーダー。

エビの串焼き(brocheta de gambas)(2.50€)。

一本だけの注文でも、オーダーを受けてから焼いてくれる。素晴らしい!!ぷりぷりのエビに特製のソースがかかってる。このソース、ほんとに複雑な味で、作り手さんの努力を感じる…。でも、このパンは要らない、って親が言ってます。

レバーの串揚げ(brocheta de riñon)(2.50€)。

これもオーダーしてから揚げてくれます。父、大絶賛。スペイン料理に感動ってよりは、日本の立ち飲みの串揚げを思い出してる様子…。おいおい、ここは「ビスケー湾の真珠・サンセバ」だぞ~。

肉団子揚げ(bola de carne con pimientos)(1.80€)。


おー、これは子供にもいいぞ!日本のメンチカツを思う出す~。これも、アツアツで提供。

このお店、おススメの料理は全部、オーダー後に焼いたり揚げたりしてくれる。値段も手頃で、親も満足してます。でも、ピーク時に小さい子連れは、ちょっと危険かも…。とにかく狭いスペースにぎゅうぎゅう詰め。ワインを頭からかぶっちゃうかも。

親にとっては楽しいバルめぐり。アタシは疲れがピークに。ぐずり出したので、母に連れられ強制的に宿へ。父は夜のサンセバの町に消えて行きました…。おとーちゃーん!!

<父談>
一人でのバルめぐり。パルテ・ビエハ(Parte Vieja)と呼ばれる旧市街は、観光客であまりにもごった返しているので、注文するにも一苦労。他の客とぶつかりながらの飲食で、落ち着かず、疲労します。ここはひとつ、町の東側グロス地区(Gros)へ。事前にネットで調べておいた2軒に行くことに。

1軒目。「Bodega Donostiarra」(住所:Calle Peña y Goñi 13, San Sebastian)。

 グロス地区は旧市街と違って、バルが点々。工事中でわかりにくかったですが、なんとかお店に到着。程よい人の入りで入りやすかったです。

牛肉煮込み(carne cocida con tomate)。

ピンチョのサイズで頼むと、この量で2.00€。パンも付いてきます。これこそパンに合うピンチョNo.1です。濃厚なトマトソースがやわらかく煮込まれた牛肉とベストマッチ!

オイル・サーディン(sardinas)。

小ぶりのイワシのオリーブオイル漬け。これもピンチョのサイズで注文。1.85€という安さ。臭みゼロ。程よいしっとり感。缶詰のものとはわけが違います。

カウンターで立ち飲みをしていると、下の料理のオーダーがバンバン入るのを目撃。
リブロースの串焼き(brocheta de entrecot)。

うわー、なんじゃこれ~。肉もさることながら、垂れた肉汁を吸ったジャガイモも、またおいしそ~。でも、これ、一人じゃ絶対に食べきれん…。明日、家族で食べに来るぞー!「I'll be back !」

気づくと、お客のほとんどがスペイン語。たまたまかもしれませんが、外国人観光客はいなそうでした。テーブル席は満席でしたが、カウンターは程よく空いていて、非常に飲みやすい雰囲気。断然、気に入ってしまいました。

2軒目。「Bar Bergara」(住所:Calle General Artetxe 8, San Sebastián)

まだ11時だというのに、すでに閑散とした雰囲気。ピンチョスの品数も少なくなってました。まずはチャコリ(txakoli)を頼んで、一口。それから、この店のおすすめを聞いてみました。¿Qué me recomiendas?(ケ・メ・レコミエンダス?)

出されたのはこちら。一つを焼いて出してくれました。チャルーパ(txalupa)2.50€。
 
バスク語で小舟のことをチャルーパというそうで、このネーミングにしたそうです。こちらのピンチョスのコンクールで賞を受賞した一品だそうです。ビスケットのような土台にエビとキノコを和えたペーストをのせ、焼き上げてます。食感、味ともに申し分のない逸品です。赤ワインのほうがよかったか…。

11時半過ぎ。平日のグロス地区は、この時間ですでに空いているお店が少なかったです。仕方なく帰ることに。バルの密集度は旧市街に負けますが、落ち着いて飲むにはグロス地区はおススメです。明日は、家族を連れて、Bar Donostiarraへ再び!!

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