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スペイン北の旅 ~ 牛を追ってパンプローナへ ~

バルめぐりと浜遊びに明け暮れたサン・セバスティアン。次は、パンプローナ。何やら「人々が熱狂の中、牛を追いかけるお祭り」を見に行くんだって。毎年7月6日から14日まで、たっぷり9日間も、パンプローナの町はどんちゃん騒ぎなんだとか…。「牛追い」を含めたお祭り全体を「サン・フェルミン祭」って言うんだって。

バスで二時間弱、パンプローナのバスターミナルに到着で~す。ホテルに行ってから、さっそく市内に…。も~う、少しは休ませてよ~。親いわく、ここパンプローナでは1泊しかしないらしい。だから時間がない。なんでかって言うと、ホテルがすんごく高いから、しかたなく1泊にしたんだって。現に、アタシたちの取ったオスタルは普段は30~40€くらい。でも、この時期は103€です。こんなとこに2泊も3泊もできましぇーん(涙)。

市内バスの車内。

この時期はバスの運ちゃんも白と赤の衣装です。

洋服屋のショーウインドー。
  
衣装は現地調達もできるんだ。全部そろえても20€くらいで済みそう。にしても、マネキンがあまりにスタイリッシュ…。衣装とポーズのギャップがたまりませ~ん。
 
闘牛場付近へ。人たちが、闘牛が始まるのを飲みながら待ってます。基本、みな、酔っ払い。

「牛追い」は、スペイン語で"encierro"(エンシエロ:囲い込み)。朝8時に雄牛が町に放たれて、それを人間が闘牛場の中へ囲い込む…。だからこの名前なんだって。闘牛場に導かれた牛たちは、今度は夕方の闘牛に登場。ここにいる人たちは、その開始を待っているんです。

繁華街のお店は、サン・フェルミン祭のグッツだらけ。

アタシも首に巻くハンカチ(pañuelo)と腰巻(faja)だけでも買っとこ。

壁にこんな標識が…。

いったい何を意味すんのかなぁ…。

こんな張り紙も。

「バルコニー貸します。朝食付き」

牛が通る道に面した家では、バルコニーを貸す商売が出現。

親、興味本位でここに電話。1人35€だって。高~い!!牛が通るのは一瞬。せいぜい30分くらいでこの値段ってこと!?
 
牛が通る道は全部チェックしました。アタシたちは、当然、牛追いに参加はしません。見るだけです。でも、いい場所で見るには、6時には現地に着かないといけないみたい。おとうちゃん、頑張ってね。アタシたちはあとから駆けつけま~す。

ボスケシージョ通り(Bosquesillo)の近くにある広場には観覧車がっ!!街中の繁華街は酔っ払った若者でごった返しているので、子連れでバルに入るのは不可能。でも、この広場ならけっこう本格的な料理を出す出店もあるので、落ち着いて食事ができるかも。

父、さらなる情報収集があると言って、夜の街に消えていきました…。

さて、翌朝。父は5時起きで現地に向かいます。

父はこの場所をキープ。闘牛場にほど近い、牛追いルートの最終コーナー付近です。父、昨夜、情報収集を兼ねてバルに行き、店主から、良い場所を聞き込みしてました。力のありそうなおじちゃんたちが、柵をセッティング。

7時過ぎ、アタシも到着。

設置された柵にのぼり、こんな体勢で待たなくちゃいけません。少しでも場所をどうこうものなら、下に待ち構えてる人たちに、場所を取られちゃいます。

父、いい場所に満足げ。バルの店主の言うとおり、確かにいい場所。通りのずっと向こうから、勢いに乗った牛たちが駆けてきます。遠くを見渡せるので、どこよりも長い時間、牛と人間の追いかけっこが見られるというわけ。

<父談>
朝5時半に着いた頃には、常設の柵の上はすでに満席でした。常設の柵はかなりの激戦区です。コツは、常設の柵をねらうのではなく、毎朝の牛追い前に設置される柵の所で待つこと。柵を設置するための穴が開いているので、わかります。単に穴が開いているだけの場所で、ポツンと待つのは多少のさびしさがありますが、7時近くになると、男衆が柵を付け始めるので、そうすると一気に人が集まってきます。柵の設置が完了したとたん、みながよじ登り始めるので、その波に遅れずに柵に上がってください。朝まで飲んでた連中が、この時間にやってくるので、からまれないように注意。
柵の上段にのぼりそこねると、仕方なく柵の下からのぞき込むかたちになります。見えないこともありませんが、上段より迫力は落ちます。


さて、警察隊が、関係者以外の排除にとりかかります。

参加者とプレス等関係者以外は、柵の外に出ていくように言われます。

まさに警察の波状攻撃!!
 

医療チームもスタンバイ。
 
ちなみに、柵は2列になっていて、その内側は”reservado”(指定区域)になってるんだよ。警察、プレス、医療関係以外の人は入れません。

もうすぐ8時。気が付くと、向こうのバルコニーは人でいっぱい。
通りを埋め尽くしてるのは、参加する勇敢な人たち。

後ろを見ると、クモ男。

いったいどうやって上ったんじゃ~い。

いよいよ8時。スタート場所のほうでバーンっていう音。残念ながら、あとは動画で撮ったので、写真がありません。

2時間も待って、牛の通過時間は5秒程度。かけたお金のわりには、ホントにあっけないイベントです。でも、牛が通るまでのドキドキ感。町全体が緊張感に包まれて、すごく興奮!!来てみてよかったです。

最後に撮影。


アタシたちは眠いので、チェックアウトの時間まで宿に戻って眠ることに。

パンプローナからは、レンタカーを借りて、リオハ州アルネドっていうとこに向かいます。おとうちゃん、運転、頑張って!!

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