ここの「マグロ」、日本のものに引けをとらず、おいしいです。
マドリッドの街中には、いたるところに市場があり、新鮮な魚介類が手に入ります。しかし、生で食べられるものを手に入れるには、「どこの市場でも」というわけにはいきません。「生もの」が恋しくなったときには、日本食レストランを利用するという手もありますが、値段が高い上に、多くの日本食レストランは中国人が経営してしますので、「本物」をいただくということはかないません。
話はそれますが、ある日、あまりに寒い日だったので、よせ鍋を食べに日本食レストランへ行きました。いきなりすき焼き鍋にたっぷりのバターで玉ねぎを炒め始めたときは閉口しました。
さて、地下鉄8または9号線コロンビア駅(Colombia)にほど近いチャマルティン市場。日本人の間では有名な市場です。2階にある魚屋では、”Atun grande”(アトゥン・グランデ)という名で、マグロの刺身が購入できます。
・混んでいる場合は脇にある整理券を取り、待ちます。表示板に自分の番号が出たら、応対を
してくれます。(スペインでは、一人の客の応対にかなり時間がかかります。仕事が遅いと
いうわけではなく、1対1でじっくりと向き合って仕事をするのです。)
・パック詰めで売っているわけではなく、ドスンと塊で置いてあるだけなので、どのぐらい買
うか聞いてきます。こちらが包丁を切る動作をすると、切り身に包丁を当てて見せてくれる
ので、好きな厚さのところで”Vale”(バレ)「OK」と言います。
・それをパックに入れてくれ、購入完了です。氷ももらえるので、帰路に時間を要する場合は
もらっておきましょう。
以上の方法で買うとこんな感じです。
厚いっ!これ、だいたい1㎏で47.8€(6400円くらい)です。日本よりは安いかもしれないが…、でも高いっ!
本当はこんなに買う予定はなかったのです。最初に包丁を当てた切り幅から、包丁を下へ切り進めるうちにどんどん厚さが増し、最終的には相当分厚い幅になってしまいました。このような場合、基本的には「もっと小さくしてくれ」とは言えません。以前買った時も、切った量が大きすぎたので、「そんなに要らない」と言ったところ、「もう切っちゃったから買ってくれないと…」と言われてしまいました。今回も失敗です。
教訓
・几帳面で、切り方のうまい人に応対してもらう。←しかし、これは実際には可能性は低いで
す。手の空いた店員が順番に対応するので…。
・グラムで指定する。「だいたい500g」というように指定すれば、100gほどの誤差はあった
としても、大きな失敗はないはず…。
痛い出費でしたが、決して損をしたわけではないので、気を取り直して帰宅。晩は手巻き寿司、翌朝は漬け丼を堪能しました。
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