発信するブログ「あっちのタバコ屋」。すなわち…
マドリッド在住者がスペイン生活の様々な情報を
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etcétera 2012(エトゥセテラ)
・アルコール 12.5%
・産地 カスティーリャ・レオン州 ルエダ(Rueda)
・ブドウ種 Verdejo(ベルデホ)、Viura(ビウラ:別名マカベオ)
・価格 3.50€(約500円)
敢えて直訳すれば「その他などなど」。なんて謙虚な命名。でも、能ある鷹は爪を隠すんですね~。そんな名付けの謙虚さに惹かれて購入しましたが、この値段でこの味わいはなかなかです。
暑い季節は白を飲みたくなりますが、決して「冷たきゃ何でもいい」ってわけじゃないんだよな~、これが。そんな時はこの一本です。きりっとした味わいにミネラル感。でも、さらっとしすぎているわけではない。エチケットに「seco」(辛口)と書いてあるとおり、のど元にピリッと来る味わいです。
スペインのルエダと言えば白ワイン。スペインの白ワインと言えばベルデホです。でも、失敗すると「フルーティー、ミネラル感、でもそれだけ…」ということもあります。しかしこれは違います。ベルデホの拡散的な芳香の豊かさに、ビウラがしっかりと輪郭を与えてあげている。そんな、スペインの白ブドウ種の共演が感じられる一品です。シンプルなエチケットも控えめ…。 購入はいつも通り、以下の場所です。
BODEGA SANTA CECILIA
http://www.santacecilia.es/tiendas-de-vino-madrid.html
悪夢の車上荒らしから一夜明け…。さーて、今日からまた新しい気持ちで頑張るぞ!今日は、まずは午前中にセテニル(Setenil de las Bodegas)っていう村に行くんだって。「おもしろい地形のところに人が住んでるから見に行こう」ってことです。車に乗り込みしゅっぱ~つ。ロンダから車で15分で行ける白い村…。なのに、少し道に迷って45分くらいかかっちゃった。
村に到着。村は山間(やまあい)にあります。高い場所まで車でのぼって、そこに駐車。徒歩で下って村を散策、という計画です。前の日の悪夢が頭をよぎります…。でも、路上駐車できるとこを探して車を止めちゃいまーす。
村の人にごあいさつ、細く入り組んだ道を下っていきます。こりゃ~帰りが大変だわぃ。歩き始めた時には、名物の岩棚が見当たりませんでしたが、ようやくそれらしき場所にたどり着き…。ひえー、頭の上に巨大な岩が張り出してるぞー。絶対に”頭上注意!!”…って、誰も気にせずビール飲んでるじゃん!親もすでに場所を確保。
(バル「La escueva』住所:Calle Cuevas del Sol, 64, Setenil de la Bodegas)
一応、この通りがセテニルのメインストリートらしい。バルとレストランがいくつか集まっていて、観光客の往来も多いです。さて、こんな小さい村においしいものがあるはずは…、と思っていたら!
ピンチョス盛り合わせ7種(10€)。これはうまい!!土台となるパンも香ばしくておいしいし、具の種類が違うので、飽きないで食べられます。日本人だったら、大人2人でも十分な量です。たまたま入ったバルですが、この「La Escueva」はおススメです。って、親が言ってます。
休憩後、さらに散策。なんで、こんなところに家を造ろうって思うんだろう…。
家をそこに造ったっていうよりは、巨大な岩が民家を飲み込んじゃったっていう感じ。
おもしろい地形の村なので、もっと写真を撮りたかったんだけど…。実は、きのうの車上荒らしの時に、カメラの充電器も取られちゃったの。だから、バッテリー節約で、あまり写真を撮っちゃだめなんだって…(涙)。ちっちゃい村。でも、なかなかおもしろかった。さてと、ロンダに帰ろう!
ロンダに着くと、まず親はバザール(Bazar)へ。バザールっていうのは、主に中国人がやっている雑貨屋。ほとんどが個人経営だと思うんだけど、なぜかどこも「バザール」っていう名前。スペインのどこにでもあります。日用雑貨、旅行品、土産物、時には食品など、ものすごい品揃え。しかも安くて、日曜日にやっている店も多い。品質は決して良いとは言えないけど、スペイン人がやってる雑貨屋は、品数が少ないし、高くて品質もあんまり…。だったら、絶対バザールだよ!『地球の歩き方』の「旅の技術」に加えてもいいくらい。さて、親がバザールで探すのは、携帯電話とカメラの充電器。当然のことのように両方ありました。2つ合わせても10€でした。これで、携帯もかけ続けられるし、カメラも撮りまくれます!ついでに、下着なども購入です。バザールに”謝謝”。
さて、昨日は夜中に着いたので、わからなかったけど、ロンダってこんな断崖絶壁の上にある町だったんだ!こわぁ~!
少し下に降りてみよう!
あっちに見えるのがヌエボ橋(Puente Nuevo)。いやー、下から見てもこわぁ~!
ヌエボ橋の下には川が流れてます。見上げてもこわぁ~!
なんか、高いところからの景色ばっかり見てたら、アタシ、飛びたくなっちゃった。
公園の仮設遊具。母におねだり1回2€。見て見て、アタシ、飛んでる!!すごくこれ、気に入っちゃったみたい、アタシ。2回目をおねだり、でも却下…。
お次は、サンタ・マリア・ラ・マヨール教会方面へ。おっ、楽団だ!!
今日はセマナサンタ(聖週間)の初日。プロセシオン(procesión)の始まりだ~!プロセシオンっていうのは「聖行列」のこと。これから1週間、キリストの受難(処刑に至るまでの精神的苦しみ)を表現した行列が町を練り歩くんだよ~。
…って、アンタ、見物客をバックに、もう飲んでんのかい!!
(レストラン「Carmen la de Ronda」 住所:Plaza Duquesa de Parcent,Ronda)
アタシもトリハス(torrijas)につられてテラス席へ…。
トリハスはセマナサンタの時によく食べられるフレンチトーストのようなものです。親はアーティチョークで一杯。
オリーブ油と塩加減が絶妙!実は、このお店、この旅でたびたびおいしいお店を紹介してもらっているスペイン人に勧めてもらったお店なのでした。
さて、遠めからのんびり眺めていると、いよいよキリストを載せたお神輿が登場です。
このお神輿がゆっくりとしたペースで町中を練り歩きます。アタシたちも先回りして、町の中心部で見ることに。
って、やっぱりアンタたちお神輿に興味ないでしょ!?次のバルに移動して飲みたかっただけなんじゃない!
ロンダのワイン。車上荒らしに遭ってヤケクソになっているのか、少し高めの20€のボトルワインを注文。ここでのんびりとお神輿を待つっていうプランだそうです。ロンダのおいしい白ワインを賞味したければ、これ、おススメ(親談)。
白アスパラガス(4€)。高いなぁ~。しかも、アタシにはまだ早いでしょ、こういう素材の味を生かした繊細な味のタパス…。でも、親は大満足の模様。実は、このお店も例のスペイン人の友人のおすすめなのでした。少し高いですが、味は確かです(親談)。
(バル「Tragatapas」 住所:Calle Nueva, 4, Ronda)
アタシは、好きなポテトチップが出てこないので、いじけて地図にお絵かき…。
結局、さっきの通りでは、お神輿は遠目からしか見えず…。またまた先回りして、今度は目の前で見られる席を確保。楽しみ~。親は串焼きを食べてます。閉口…。
いよいよやってきました、お神輿。キリスト様、悲しげな表情です…。
こんなお姉さま方もこのお神輿について行きます。
プロセシオンは、ほんとにゆっくりしたペースで夜中まで続きます。それを追いかけながらの町歩き、食べ歩き。セマナサンタ初日を小さい町ロンダで過ごしたのは正解だったなぁ。明日は、またまたマラガへ。海に近いみたい。こりゃー、楽しみだ!!