発信するブログ「あっちのタバコ屋」。すなわち…
マドリッド在住者がスペイン生活の様々な情報を
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アーティチョーク…。聞いたことはあるが、実際にはどんな味で、どのような形状のものなのか?日本人の日常食ではないだけに、なかなかイメージがわかいないのではないでしょうか?
アーティチョークは、スペイン語でアルカチョファ(alcachofa)といいます。日本名は朝鮮アザミですが、原産は地中海沿岸とのこと。この朝鮮アザミの大きいつぼみを食すというわけです。ここスペインでは、スーパーで普通に買える、ごく一般的な食材です。
これで、0.7€(90円程度)。日本で買ったら1000円以上はします。硬い皮に覆われていて、実際に食べるのは中身の柔らかい部分だけ。しかも、アクが強く、調理には一苦労するとのこと(妻談)。しかし、しっかりとアクを抜けば、焼いて良し、揚げて良し、茹でて良しと、いろいろなバリエーションで楽しめる食材です。
(アーティチョークのフライ:妻作)
外側の層は硬くて歯ごたえがあり、中心に行けば行くほど新芽の柔らかさを感じる…。その食感の変化こそがアーティチョークの楽しいところ。よくタケノコにたとえられますが、それ以上に、植物感満点です。中身は適度な水分を保っていて、アーティチョークの香りを存分に楽しむことができます。
(アーティチョークと生ハムのマリネ:妻作 ※右は別料理:ポテトの牛肉巻き)
茹で上がったアーティチョークとマッシュルームにオリーブオイルをからませ、熱いうちに生ハムを載せる…。生ハムの上質な脂がほどよく溶けて、絶妙な味に仕上がります。アーティチョークの大人の苦味がたまりません。
日本では高すぎて、なかなか食すことのないアーティチョーク。スペイン滞在中だからこそ享受できる食材です。
カンクリ(カンポ・デ・クリプターナ)とトボソ村を巡り、今日は2泊3日の旅の最終日。アルカサル・デ・サン・フアンを歩きます。
まずはホテルから旧市街に向けて歩きます。日曜日だから人気がない…。風車のカンクリ、ドゥルシネアのトボソに比べたらなんかインパクトがないなぁ~。
まずはアルセス公園(Parque Alces)。広い公園で気持ちがいい。うわー、クライミングか~。けっこう本格的だぞー。
スペイン広場(Plaza España)に到着。やはりここにもドン・キホーテとサンチョ・パンサの銅像が。
このサンチョ、かわいいなぁ~、って、誰だ!サンチョの目にガムをつけたのはーっ!
次は、イダルゴ博物館(Museo del Hidalgo)。イダルゴっていうのは「郷士」と訳すらしい。日本の歴史で言えば、下級武士のような身分かなぁ…?ドン・キホーテのおじさんは、この身分の人だったんだよ。この博物館では、16世紀の郷士の暮らしが再現されていまーす。実際に手の取って装着できるものがあって、けっこうおもしろいです。
さて、次は、サンタ・マリア広場(Plaza Santa María)。ここにはセルバンテスさんの銅像。
この脇にあるサンタ・マリア・ラ・マジョール教会(Iglesia de Santa María La Mayor)には、セルバンテスさんの洗礼書があるんだって。「洗礼」って、キリスト教徒になるための儀式。それを記録した洗礼書が残っているってことで、ここをセルバンテスの生まれ故郷とする説があったらしい。でも、実際はアルカラ・デ・エナーレスを故郷とするのが定説になっています。それから、写真の右には、ドン・フアン・ホセ・デ・アウストゥリアの塔(Torreón de don Juan José de Austria)が見えます。当内部が聖ヨハネ騎士団の博物館になっています。上に登ると、町を一望できるよ。
こんな感じ。うーん、絶景っ!
この町。あまりガイドブックには載っていないけど、歴史があるんだなぁ~。趣のある教会も多いし…。マドリッドからも電車で行きやすいので、寄ってみてください。この町の魅力を詳しく説明しているサイトがありました。すばらしいっ!http://www.lamanchainfo.es/alcazardesanjuan/index.html
2泊3日のラ・マンチャの旅。ドン・キホーテの舞台に来られてよかったわぁ~。