発信するブログ「あっちのタバコ屋」。すなわち… otro estanco 子どもスペイン 忍者ブログ

マドリッド在住者がスペイン生活の様々な情報を
発信するブログ「あっちのタバコ屋」。すなわち…

otro estanco

   
カテゴリー「子どもスペイン」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アタシがスペイン生活!?

2013年8月で6歳になったアタシ。普通の日本の女の子。来年の4月から日本の小学校に通うのかと思っていたら、親の都合で1年間スペインのマドリッドで生活することになった。「行ってきまーす」
 
いきなりスペイン広場のドンキホーテとサンチョパンサの銅像下です。このお話は、父から読み聞かせてもらったことがあるので、若干の感動を覚えます。「これがあのドンキホーテか~。」
 
9月からいきなり現地の小学校に!!スペイン語できないけど、大丈夫なのかなぁ…。先生とはしっかり話がついてるのかいなぁ…。不安…。

まあ、この小学校、教科書とかはないみたいだし、母が筆入れ(estuche)を作ってくれたし。これからのスペイン生活、頑張ってみるかっ!

拍手[0回]

PR

エスコリアルって何?

土曜日、学校がないのでエスコリアルに行こうってことになった。「エスコリアル」って?まあ、よくわからないけど、ついていくしかないよなぁ~。

なんだー、このヘンテコな改札、えいっ!
 

スペインの電車もなかなか快適だなぁ~。よし、旅の予習だ。エスコリアル…。マドリッドから日帰りで行けるのか…。フェリペ2世が建設した壮大な修道院がある町かぁ…。うーん、さっぱりわからん…。
      
Renfe(国鉄)の駅からは上り坂で結構歩くなぁ~。やっとのことで見えてきた。森に佇む修道院か…。まあ、きれいだけどなあ…。壮大って言やー壮大だわ。でも、疲れるなぁ~。


おー、きれいな庭!こういのはイイねぇー。

     
あっ!休憩にビール!?あんたも好きだね~。 

 ほいじゃ、アタシも。

まあ、天気も良かったし、アイスも食べられたし。良しとするか。でも、真夏はかなりきついだろうなぁ~、乾燥してるし…。ちびっこは水分補給に気を配ろうね。

拍手[1回]

トレド?エル・グレコって!?

親が、エスコリアルの次はトレドに行くと言い出した。「トレドを知らないものは何も知らないのと同じだ」とか、ずーっと言ってる。うーん、今度は2泊するらしい…。家でお絵書きでもしていたいなぁ~。

バスで1時間、トレドに到着。川に囲まれた景色がなかなかいいな~。その昔(6世紀半ば)、ローマ人が住んでいたところにゲルマン人がやってきて、この街を支配したんだって。昔のイベリア半島の首都ってことは、日本の京都みたいな感じかなぁ~?でも、違う民族に征服されたんだから、日本の京都とは少し事情が違うか…。

いやー、カテドラルか~。すごいんだけど、教会とか、いろんな所で見たから、もう飽きちゃったなぁ~。エルグレコって人も有名らしいんだけど…。ちょっと絵が暗くて、アタシの趣味には合わないわぁ~。

こうなったら、面白いマネキンで遊ぶしかないわぃ!

おまけにもういっちょう。それっ!

ダマスキナードには感心!鋼の板に金の糸を打ち込んで、いろんなデザインの工芸品を作るんだって、この道具で。

親がこんなの買ってたぞー。確かにきれいだわ~。ダマスカス(現シリア)から伝わった工芸だけあって、なんかイスラムチック。写真のみたいな幾何学模様が伝統的なダマスキナードなんだって。親いわく、誰かのお土産だって。えーっ、アタシのじゃないの~!?
(お土産屋"SIMON"にて)
おじさん、もう60年もやってるって言ってた。「自分は目がつぶれなくてよかった」だって。細かい作業で、本当に大変なお仕事なんだなぁ~。感服…。

おじさんとお話ができて、楽しいトレド観光になったよ。

拍手[0回]

ドンキホーテのおじさんに会いに~カンポ・デ・クリプターナ~

親が「風車を見に行くぞっ!」って言い出した。もーう、12月の寒い時期にやめてほしいわ~。

アルカサル・デ・サン・フアンって街を拠点に、カンポ・デ・クリプターナとトボソ村に行くらしい。普通は車で行くのに、なんでうちは電車?親いわく、「だって、車で行ったら、ワイン飲めないじゃん」と。うーん、確かに。

ドン・キホーテのお話は、父も母も大好き。全章読んだんだって。父からお話を教えてもらって、アタシもけっこう好き。セルバンテスさんっていう人が17世紀の初めに書いて大人気になったんだって。騎士道小説を読みすぎて、自分も騎士だと思い込んで、冒険に出てしまうお話し。その当時もう騎士は時代遅れだったみたい。だから、ドン・キホーテが繰り広げる数々の馬鹿げた冒険のお話を、当時の人は面白おかしく読んだんだろうな…。今だったら「俺は侍だ!」と言って、ちょんまげをして刀を腰に付けた人が、武士道を語る、みたいな感じかなぁ。でも、そういう「一本筋の通った」人って、バカなようでもあり…、でも時代に流されないかっこ良さがあると思うなぁ。だから、アタシ、けっこう好きなんだろうなぁ~、このお話。

まずは、風車の町、カンポ・デ・クリプターナ(略してカンクリ)。行き方は、「マドリッド → アルカサル・デ・サン・フアン → カンポ・デ・クリプターナ」と電車を乗り継いで行きます。朝の10時頃、アルカサル・デ・サン・フアンに着いたら、すぐにカンポ・デ・クリプターナを通る電車が来た。この電車を逃したら夕方まで電車がないと駅員に言われた。危ないところだった。でも、電車で5分程度なので、タクシーでも大丈夫だけど…。

カンクリ駅に到着。駅員の人が、風車までの行き方を教えてくれました。げーっ、駅から風車の丘まで歩いて30分くらいかかるって。でも、行く途中にドン・キホーテのおじさんに会えたから、まっ、いいか。
 
カンクリの広場(Plaza Mayor)。趣のある教会。そして、セルバンテスさんにも会えました。

やっと風車の丘に到着。この風車を、ドン・キホーテは巨人と勘違いして突っ込んで行ったんだって。そして、見事に風車の羽に吹き飛ばされて瀕死の重傷。ほんとにドン・キホーテのおじさんって、おちゃめなんだから…。さっそくアタシたちもおじさんの真似をして…。

せっかくだからスケッチ。

アタシには、ドン・キホーテのおじさんと従者サンチョ・パンサが確かに見えた!やばいっ!アタシにもちょっと幻覚が…。
 
風車の中はこんな感じ。羽が回転すると中の歯車も回って、それで石臼も回って麦をすり潰すんだって。ちなみに、風車は、風の向きに合わせて三角の屋根ごと回転する仕組み。風向きは12個に分けられていたそうな。だから、それぞれの風車には12コの小窓がついているんだって。

この丘にあるレストランで昼食。かなり本格的なスペイン料理を出すお店。地下が洞窟のようになっていて、そこでお食事。とてもおいしかったです。レストラン「Cueva La Martina」(住所:Rocinante,13,Campo de Criptana)。

丘にあるインフォメーションでアルカサル・デ・サン・フアンに戻る方法を聞いたら、電車は本数が少ないので、タクシーしかないって。それで、タクシーの電話番号を教えてもらいました。⇒ ISABEL TAXI:655230274

タクシーに電話して、セルバンテスさんの銅像があった広場(Plaza Mayor)まで来てもらい、アルカサル・デ・サン・フアンへ。10€でホテルまで行けました。

寒いと思ったから、あまり気が進まなかったけど、天気が良くって気持ちがいい。好きなお話の舞台に来られて、良かったです。エスコリアルやトレドより、アタシは満足。明日は、トボソ村(ドン・キホーテが、ドゥルシネアというお姫様が住んでいると思い込んでいた小さな村)でーす。楽しみーっ!。

拍手[1回]

ドゥルシネア姫に会いに~トボソ村~

前日のカンクリ(カンポ・デ・クリプターナ)に引き続き、今日はトボソ村(正式名:El Tobozo)に行くらしい。

トボソ村っていうのは、ドン・キホーテのお話の中に、ドゥルシネア姫の住む場所として登場します。ちなみに、ドゥルシネア姫はドン・キホーテが心に思い描く理想のお姫さまのこと。でも、そこはドン・キホーテ。風車が巨人に見えてしまうぐらいだから…。実際には、姫なんかじゃなくて、単なる田舎娘なの。まあ、とにかくトボソ村は、何にもない物静かなとこだけど、物語の中でドゥシネア姫の住む村ということで、有名になっているというわけです。

さて、アルカサル・デ・サン・フアンのホテルでタクシーを呼んでもらい、いざ出発です。ちなみに、電車やバスはないので、車がない人はタクシーでいくことになります。

25分(30€)で到着。村の中心、パロキアル教会の前の広場で降ろしてくれました。まだ午前10時。人っ子一人見当たりませーん。

まずは、広場の脇にあるセルバンテス博物館(Museo Cervantino)から見学。ここには、世界中のドン・キホーテの翻訳本が展示されています。ツーリスト・インフォメーションも兼ねているので、ここで地図をもらって、散策の仕方も教えてくれました。

こんなに大きい版もあるのねー。ページめくるのが大変そう…。

博物館から広場に戻ると…。あっ、ドゥルシネアだっ!やっぱり姫っていうか…、田舎娘だなぁ~。忠誠を捧げるドン・キホーテのおじさん。あなたには何が見えているの…?

ここは、ドゥルシネアのおうち(Casa de Dulcinea)。17世紀ごろのこの地方の民家が再現されてます。ひだまりが心地良くって、すてきだなぁ~。
 
たくさんのうちが玄関にかけている、ドン・キホーテ柄のカーテン。しかも同じ柄が多い。この村のオフィシャル・カーテンか?

こんな感じのデザインです。親が気に入ったと言って、どこで買えるのか聞き込みを開始したぞー。それで、お土産屋さんの話から、Daoiz y Velarde通りとDulcinea通りの角にある生地屋で買えることが判明。おいおい、本当に買うのかいっ!

母親(右)、満足げ。おばちゃんが「何メートル?」って聞いています。寸法がわかれば、仕立ててくれるという言うのですが、なにせこっちは衝動買いですから、寸法どころか用途も不明で~す。とにもかくにも、2.5m購入しちゃったよ。現在午後2時。おばちゃん、「これから昼休みで、今すぐには用意できないから、4時にもう一度来て」だって。「えー、アタシたち、午前10時からこの小さな村にいるんだけど、もう時間潰せないよ~」って言ったら、「何言ってんのよ~!昼食をゆっくり2時間とる。それがスペインでしょ!」って。確かに。では、レストランへ行ってまいりま~す。
 
ということで、レストラン「Meson la Noria de Dulcinea」(住所: Calle Don Quijote, 3)へ。選択肢は、ほぼここしかありません…。やはりワインは「Dulcinea」か…。時間あるからって、1本飲み干す気だよ~。好きだね~。

パン粉とチョリソを混ぜて炒めた「ミガ(miga)」。付け合せのブドウと一緒にいただきます。うーん、素朴な味でおいしいぞー。メインは肉。ボリューム満点で味も良し。田舎町のレストランだけど、ここ、おすすめしたいわ~。

アタシは当然、これ待ちです。

4時に生地屋に戻ると、おばちゃんが布の切ったところをきれいに縫っておいてくれました。これでOK。

トボソ村か…。普通なら1時間程度で見て回れるこの村に、朝10時から夕方の4時までいちゃったよー。でも、ドン・キホーテ好きには大満足。静かで素朴な町並みは、これからも続くんだろうな…。さて、タクシー呼んで、アルカサル・デ・サン・フアンに帰ろっ。

拍手[0回]

プロフィール

HN:
anonimo
性別:
非公開

P R

Copyright ©  -- otro estanco --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]