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アンダルシアに憧れて8 ~ コルテガナのファームステイ3日目 ~

さて、コルテガナのファームステイもこれでおしまい。ゆうべは「マドリッドに帰りたくない!アタシだけここに住むー!!」とダダをこねすぎて、親に叱られました…。

朝食は昨日作ったヤギのチーズです。

まさに「森の朝食」。右の白い塊がヤギのチーズです。少し塩を振って食べます。うーん、アタシにはちょっとこの匂いがキツイわぁ~。せっかく作ったんだけど…。

今日でローラさんともお別れ。犬のモーラも一緒に記念撮影。ローラさんには、ホントにお世話になりました。大変な農園のお仕事。一人でさっさとやったほうが絶対に早く終わるのに、素人のアタシたちに丁寧に説明しながら、いろんなことをさせてくれました。動物たちのえさやり、イベリコ豚見学、ロバでのお散歩、ヤギチーズ作りなどなど。もちろん宿代以外のお金なんて取りません。「スペインの田舎でのんびり」に興味ある方には、絶対におすすめだよ。情報は下のサイトで。

「Finca Montefrío(モンテフリオ農園)」
http://www.fincamontefrio.com/inicio.html

補足:
・農園内に泊まれるおうちが4つありますが、アタシたちが泊まったのはEl Hornillo(1泊125€)というおうち。事前予約はMisolete(1泊110€)という棟にしたのですが、あちらの都合でEL Hornilloに変更になったので、1泊110€で泊まれました。清潔で、広さは十分、BBQスペースもあって最高です。

・サイトの「Contacto」にあるメールアドレスに連絡すると、オーナーのローラさんが直接返信をくれました。忙しいはずなのに、すごく返事が早くて助かりました。

・ローラさんはいろんなことを手伝わせてくれます。「~時頃から〇〇をやるけど来る?」と提案してくれます。でも、農園のお仕事は「手伝いたければ手伝える」という感じで、決して強制ではありません。ほかのことをやりたければ、それでも一向にかまいません。

・セビーリャから行く場合、コルテガナの町まで行くと行き過ぎです。El Repiladoという小さい町の付近に、農園に続く道があります。サイトのcómo llegar(行き方)をよく参照したほうが良いです。

さて、お別れの涙をぬぐって、しゅっぱ~つ。今日は、南の港町カディスまで移動します。その前に、コルテガナの町にお城があったので、見学することに。

(Castillo de Cortegana)
12世紀の建物で、ポルトガルの侵攻を防ぐために建てられた小さな城塞です。

小高い丘の上にあって、コルテガナの町を一望できます。山を2、3越えればもうポルトガルです。

ローラさん、「もっと大きくなったら、日本の夏休みの時にまた来なさい。その時は一人で来てもいいよ」だって。うん、ぜったいにまたいつか来るぞ~。

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アンダルシアに憧れて9 ~ なんとなく港の古都・カディスへ ~

さて、コルテガナから車を飛ばして3時間弱。古い港町カディス(Cádiz)に到着です。水道橋とかコロセウムとか造った、あのローマ人が来るずっと前にフェニキア人がこの町を造ったんだって。そりゃ~古いわぁ~。

ふー、けっこう疲れたな~。サン・フアン・デ・ディオス広場(Plaza de San Juan de Dios)の地下パーキングに駐車して、いざホテルへ。

今日のホテルは「Hotel Bahía」ってところでーす。今朝まで農園のでっかいおうちにいたから、すんごく小さく感じるなぁ~。でも、明るくて、なかなかいい部屋じゃん。広場もすぐ近くだし。

カテドラルです。セマナ・サンタ(聖週間)のお祭りの準備で、柵が設置されてます。

「どうして木登り?」「だってそこにヤシがあったから…。」

花の市場をぶらぶら。

市場(Mercado Central)が見えてきました。

市場の壁の絵がかわいい。まねしてみよっと。
  
それ、もう一つ。今日は市場はもう閉まってました。またあしたの朝、来てみまーす。

なんだかんだで、もう夕暮れ。晩御飯を食べて帰りましょ。

市場にほど近い揚げ物専門店「Las Flores」で夕食です。名物小エビのつみれ揚げ(tortillitas de camarones)を賞味。うん、これはいい!えびの風味がぞんぶんに香っております。でも、ほかのものはあんまり…。親も同意見でした…。

市庁舎のあるサン・フアン・デ・ディオス広場を通ってホテルへ。さあ、ゆっくりと休みましょう!!って、あれっ、おとうちゃーん、どこ行くの~!!一人でバルめぐりっ!?

「La Bodeguita de Plocio」にて。とにかく、アンダルシアはどのバルのオリーブもおいしいよ。って、親が言ってます。

さて、朝です。カディスは一泊だけなので、午後には次の町へ。それまで、もう少し町を散策するんだって。ますは、昨日は閉まっていた市場へ。

おー、干物だ~、うまそ~、って親が言ってます。

おおー、このマグロは刺身でいけそうだぞーー!カディスの魚介はかなり新鮮。
 
でも、新鮮さもほどほどにしてほしいです。動きが活発。

新鮮な魚介を見てたら、お寿司が食べたくなっちゃった!市場内にテイクアウトのお寿司屋さんを発見!親に交渉。でも、寿司は高いから駄目だって…。「でも、そろそろ胃も疲れたし…、日本食も食べたいよ~。」と再度交渉。結果、少しだけなら食べてみようかということに!!やった~!お店のシャッターが半分開いていたので、店員さんに聞いたら12時からだって…。まだ11時だから、あと1時間ちょっとあるよ~。で、少し時間をつぶすことに。

母、サフランを購入。日本に比べたら格安。2つで4€です。

市場横のカフェを見ると、チョロスを食べてる人で大賑わい。寿司の前にチュロスなんて、日本じゃ考えられないけど…、行かせてください…。

うーん、ここのチョロスもなかなかだなぁ…、細いスタイルが独特で…。でも、やっぱり、サラゴサで食べたチョロスが一番だなぁ~(詳しくは、過去の記事を見てね)。

12時です。やったー、念願のお寿司だ~!!

 
奥のパックと合わせて12€(1500円くらい)もかかちゃったって、親が嘆いてる…。ごめんなさい、お父様…。でも、おいしいです…。
こんだけじゃ寂しすぎると、父親。魚売り場へダッシュ。

こんなもん買ってきちゃったよ~。カニャディージャス(Cañadillas)っていうアッキ貝の一種です。親、おいしそうに食べてます。

さて、最後に海岸沿いをお散歩。天気もよくて気持ちがいいです。

父親、記念写真だそうです。ポーズが古いんだよね~。なんか、昔のアイドルっぽいっていうか…。まあ、それは指摘しないでおこう…。

これにてカディス終了。次の町、ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ(Vejer de la Frontera)に向かいま~す。

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アンダルシアに憧れて10 ~ ベヘール…何、その町? ~

カディスをお昼過ぎに出発。車を飛ばし、1時間半ほどで次の宿泊地、ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ(Vejer de la Frontera)に到着でーす。

アンダルシア地方、特に南部の海岸線には、日本人観光客に最近大人気の「白い村」が点在してます。「地球の歩き方」では、ミハス(Mijas)とかフリヒリアナ(Frigiliana)とか、いろんな村が紹介されてるんだけど、これだけたくさん紹介されてると、正直、どこの村がいいのかちょっと迷ってしまいます。でも、旅の計画を立てる時に、そんな事情をスペイン人のお友達に話してたら「じゃあ、ベヘールにでも行ってみたら」ということになりました。ガイドブックにはあまり載っていないので観光客少なめ、でも、おいしいレストランはしっかりある…。という話に、即決で予定に組み入れちゃいました。

さて、村に到着。まずは路上に車を止めて、村の入り口付近にあったツーリスト・オフィスで情報収集です。近くの公共パーキングの情報を聞き込み。予約しておいたホテルの場所も確認。さて、ますは「Hotel La  Janda」へGO!

静かで、清潔。なかなか良いホテルです。すぐ近くに無料の公共パーキングもあるし…。ホテルのチェックイン後、運転に疲れたという父をねぎらいます。

「こんな大ジョッキ、日本のビアガーデンみたい」と興奮する父。アタシには何のことやら…。

さあ、白い村の散策です。

ホントに観光客少なめで、リラックスしちゃいます。
 
いやー、ほんとに白いわぁ~。

教会までは白くない。でも、町の白さと違和感なく融合してます。空の青さとのコントラストもサイコ~!

さて、お次はカゴ屋さんへ。実は、さっきのツーリスト・オフィスで、この村でも有名なカゴ職人さんのお店を聞いていたのでした。

 行ってみたら、シエスタ(昼休み)中でした。でも、店を開けてくれました。このおば様がカゴ職人!す・て・き!

中の工房は、いろんな道具でいっぱい。品物は、ほんとにしっかりとした作りで、デザインもおしゃれ。しかも安い!結局、いろんな品を購入させてもらっちゃった。

(Cesteria Juani Marchan 住所:Calle Trafalgar 7Vejer de la Frontera, Cádiz)
最後にフアニさんと記念撮影。大切に使いまーす。
 
買った品の一つ。これで18€(2500円)ほど。
 
さて、村人の憩いの場、スペイン広場(Plaza de España)へ。

こじんまりとした、静かでおしゃれな広場です。
 
そろそろ夕食の時間。親いわく「今日はすでにレストランを予約してあるんだぜぇ」と。実は、この村の滞在を勧めてくれたスペイン人の友人お墨付きのレストランが、このスペイン広場の一角にあるのです!その名も「エル・ハルディン・デル・カリファ」(El Jardín del Califa)。星付きではないながらも、ミシュランで紹介されているモロッコ料理の名店です。

(El Jardín del Califa 住所:Plaza de España 16, Vejer de la Frontera, Cádiz)

旬野菜のグリル(Verduras del Tiempo a la Parrilla)。野菜の焼き加減が絶妙。旬の野菜をシンプルに食べる。こういうの、日本人って大好きでしょ。 

子羊のタジン鍋(Tagine de Cordero)。子羊の柔らかさに悶絶。タジン効果って、すごいね!?

って、以上の感想は全部、親。大満足の模様なんだけど、アタシにはまだ、モロッコ料理は早いわぁ~。カディスのお寿司が懐かしい(今朝、食べたばかりなんだけど…)。
 
回廊席にて。父母、大満足みたい。週末とハイシーズンは予約必須です。席は、「中庭」「屋内」「回廊」に分かれているので、季節に応じた予約が必要。夏の夕暮れはやっぱり中庭でしょう。でも、回廊席もけっこう開放感があるよ。寒い時は、ガラスの間仕切りを閉めてくれるので、凍えることもないし。冬と5月くらいまでは、回廊席が無難かなと思いま~す。

夕食後、またスペイン広場で記念撮影。

フアニさんのカゴ屋で買ったお気に入りのポシェット。それに、Tシャツも。実はこの広場の近くのお店で親が買ってくれました。好きな絵柄を選べば、あとはそれを好きな色のTシャツに焼き付けてくれます。絵柄は、女神が地球をやさしく包み込んでいる…、そんなイメージ。このお気に入りのグッズで、また明日から旅が続けられそうです。

この後、さっきの教会の近くを通りかかると、あるバルで、ほろ酔いのおじさん方に声をかけられました。そのバルの主人の奥さまは日本人らしく、バル全体の雰囲気がとても親日的。日本語が話せる2人の娘さんもいて、アタシと遊んでくれました。夜遊び、ちょー楽しかった。

さて、明日は次なる目的地、断崖絶壁の町・ロンダ(Ronda)へ。しかし!!浮かれてたアタシたちに、とんでもない悲劇が起こるのでした!!乞ご期待!

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アンダルシアに憧れて11 ~ 絶景の海岸線で起こった不運 ~

さて、ベヘールを朝の9時半にしゅっぱ~つ。今日は、断崖絶壁の町・ロンダ(Ronda)へ行きま~す。

菜の花畑を越えていきます。今日の天気はちょっと悪め…。

途中、イベリア半島の最南端の町・タリファ(Talifa)で休憩です。イベリア半島最南端ってことは、つまりヨーロッパの最南端ってことだよな…。711年、ジブラルタル海峡を渡ってイスラム教徒たちが半島に侵入、この町を作ったんだって。ここからあっという間にイベリア半島を支配したったんだって。

こんなウインド・サーフィンが流行っているようです。

砂が白くって、とってもきれい。

さて、休憩終了。あえて高速(autopisuta)は使わないで、国道を行きます。

国道340号線(N340)。見て、この海岸線の景色!天気も良くなってきました。空と海が青さを競い合っています。サイコ~!親のテンションも上がりまくり。

この辺はマニルバ(Manilva)っていう町らしい。海岸線にレストランを発見。軽く食事をすることに。

 (レストラン「Seaside」 住所:Playa Paraiso,Manilva) 

見よ、このテラス。おそらくはスペインのベストテンには入るなぁ~。メニューは少し高め。だけど、味は上品でおいしいです。
  
   「カツレツ」            「えびのピリピリ」


見て!この「青」。ビーチを見下ろすと、女性のみなさんがトップレスで日光浴!父、大興奮で「下まで行くぞ~!」って言ってます。アタシも少し泳ぎたいから、車から水着を取ってビーチまで下りてみよう~!

「レンタカーの写真も撮っておこう」と父。…ん?なんか変だぞ…。

あれっ、後ろの窓ガラス、割れてるじゃん!!

ひえ~!きれいに割れてます…。いや、割られてます…。

親に「どうしたの?」って聞くと、「やられた…」と一言。車の中にあったものを取られちゃったみたい。この小さい窓を割られて、トランクも開けられて、全部持って行かれちゃいました…。えーん(涙)。

<親のコメント>
 実は、後部座席の外から見えるところにリュックサックを残して出てしまったんです。それで、犯行のターゲットになってしまったのだと思います。「国道沿いで車の往来も多かったこと」「けっこうお客も入っているレストランの駐車場だったこと」「ほんの30分の軽食だったこと」「この絶景」そして「トップレス」などなど。いろいろな要素が重なってつい油断をしてしまいました。
 コンピューター、洋服はもちろん、洗面用具、携帯電話やカメラの充電器、ベヘールで買った記念のカゴ、これまでのスペイン生活で描き溜めてきた娘のスケッチとお絵かきセット…。携帯した財布やカメラ以外は、ほぼ全部やられてしまいました(涙)。たぶん、この手際の良さからすると、犯人はめぼしい車が来るのを近くで見張っていたのだと思います。それで、私たちがレンタカーから大きい荷物を持って出なかったのを確認して、犯行に及んだのだと…。でも、金目のものと言ったら、コンピューターくらいのものだと思います。それ以外は、捨ててしまうのでしょう。あー、返してほしい。
 レストランに戻って警察を呼んでもらい、待つこと20分。パトカーが到着し、事情を説明。その後、一緒にマニルバ市街の警察署へ。状況と盗まれた品を申告して盗難証明書(denuncia)を発行してもらいました。小さな町の警察署、署内には私たちたち以外はいなかったので、待たされることなく、ことは終了。それでも1時間ほどかかりました。
 事件直後は、茫然でした。旅をあきらめようと思いました。しかし、旅程はまだ、ロンダ、マラガ、コルドバが残っている。ホテルももうキャンセルできないし…。だから、「こんな犯罪に屈したくない」という思いで、旅を続けることを決意しました。
 レンタカーのSOSに電話をし、現在地と被害を説明。すると、マラガ(Málaga)の空港で新しいレンタカーと交換してくれるとのこと。ここからマラガ→ロンダだとかなり遠回りになるのですが、仕方がありません。お世話になったマニルバ警察にお礼を言い、一路マラガの空港へ。
 マラガの空港のレンタカー屋に到着し、事情を説明しました。すると、自分たちのレンタカーの保険は最低限のものしかカバーされていないことが判明。後部座席の窓ガラスの修理代として160€を徴収されてしまいました。この「最低限のカバー」というのは、ボディーへの軽い傷などだけで、ガラスなどはカバーされないというのです。借りる際によく確認せず、一番安い保険にしてしまったのが失敗でした…。
                               <親のコメントここまで>

新しい車に乗り換え、マラガの空港を出たのが午後8時頃。そこからロンダへの道はくねくねの山道。結局、ロンダに到着できたのは午後10時半過ぎでした。アタシは寝てしまっていたので、わかりませんが、真っ暗な山道で、けっこうしんどかったみたいです。父、それでも夜のバルめぐりは欠かしませんでした。

さて、アタシも気に入ってた服とかお絵かきセットとか盗まれちゃったけど、落ち込んでなんかいられない。あしたからまた頑張るぞ!

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アンダルシアに憧れて12 ~ セテニルの岩棚とロンダの聖行列 ~

悪夢の車上荒らしから一夜明け…。さーて、今日からまた新しい気持ちで頑張るぞ!今日は、まずは午前中にセテニル(Setenil de las Bodegas)っていう村に行くんだって。「おもしろい地形のところに人が住んでるから見に行こう」ってことです。車に乗り込みしゅっぱ~つ。ロンダから車で15分で行ける白い村…。なのに、少し道に迷って45分くらいかかっちゃった。

村に到着。村は山間(やまあい)にあります。高い場所まで車でのぼって、そこに駐車。徒歩で下って村を散策、という計画です。前の日の悪夢が頭をよぎります…。でも、路上駐車できるとこを探して車を止めちゃいまーす。

村の人にごあいさつ、細く入り組んだ道を下っていきます。こりゃ~帰りが大変だわぃ。歩き始めた時には、名物の岩棚が見当たりませんでしたが、ようやくそれらしき場所にたどり着き…。ひえー、頭の上に巨大な岩が張り出してるぞー。絶対に”頭上注意!!”…って、誰も気にせずビール飲んでるじゃん!親もすでに場所を確保。

(バル「La escueva』住所:Calle Cuevas del Sol, 64, Setenil de la Bodegas)

一応、この通りがセテニルのメインストリートらしい。バルとレストランがいくつか集まっていて、観光客の往来も多いです。さて、こんな小さい村においしいものがあるはずは…、と思っていたら!
 
ピンチョス盛り合わせ7種(10€)。これはうまい!!土台となるパンも香ばしくておいしいし、具の種類が違うので、飽きないで食べられます。日本人だったら、大人2人でも十分な量です。たまたま入ったバルですが、この「La Escueva」はおススメです。って、親が言ってます。

休憩後、さらに散策。なんで、こんなところに家を造ろうって思うんだろう…。

家をそこに造ったっていうよりは、巨大な岩が民家を飲み込んじゃったっていう感じ。

おもしろい地形の村なので、もっと写真を撮りたかったんだけど…。実は、きのうの車上荒らしの時に、カメラの充電器も取られちゃったの。だから、バッテリー節約で、あまり写真を撮っちゃだめなんだって…(涙)。ちっちゃい村。でも、なかなかおもしろかった。さてと、ロンダに帰ろう!

ロンダに着くと、まず親はバザール(Bazar)へ。バザールっていうのは、主に中国人がやっている雑貨屋。ほとんどが個人経営だと思うんだけど、なぜかどこも「バザール」っていう名前。スペインのどこにでもあります。日用雑貨、旅行品、土産物、時には食品など、ものすごい品揃え。しかも安くて、日曜日にやっている店も多い。品質は決して良いとは言えないけど、スペイン人がやってる雑貨屋は、品数が少ないし、高くて品質もあんまり…。だったら、絶対バザールだよ!『地球の歩き方』の「旅の技術」に加えてもいいくらい。さて、親がバザールで探すのは、携帯電話とカメラの充電器。当然のことのように両方ありました。2つ合わせても10€でした。これで、携帯もかけ続けられるし、カメラも撮りまくれます!ついでに、下着なども購入です。バザールに”謝謝”。
 
さて、昨日は夜中に着いたので、わからなかったけど、ロンダってこんな断崖絶壁の上にある町だったんだ!こわぁ~!

少し下に降りてみよう!

あっちに見えるのがヌエボ橋(Puente Nuevo)。いやー、下から見てもこわぁ~!
 
ヌエボ橋の下には川が流れてます。見上げてもこわぁ~!

なんか、高いところからの景色ばっかり見てたら、アタシ、飛びたくなっちゃった。

公園の仮設遊具。母におねだり1回2€。見て見て、アタシ、飛んでる!!すごくこれ、気に入っちゃったみたい、アタシ。2回目をおねだり、でも却下…。

お次は、サンタ・マリア・ラ・マヨール教会方面へ。おっ、楽団だ!!

今日はセマナサンタ(聖週間)の初日。プロセシオン(procesión)の始まりだ~!プロセシオンっていうのは「聖行列」のこと。これから1週間、キリストの受難(処刑に至るまでの精神的苦しみ)を表現した行列が町を練り歩くんだよ~。

…って、アンタ、見物客をバックに、もう飲んでんのかい!!

(レストラン「Carmen la de Ronda」 住所:Plaza Duquesa de Parcent,Ronda)

アタシもトリハス(torrijas)につられてテラス席へ…。

トリハスはセマナサンタの時によく食べられるフレンチトーストのようなものです。親はアーティチョークで一杯。

オリーブ油と塩加減が絶妙!実は、このお店、この旅でたびたびおいしいお店を紹介してもらっているスペイン人に勧めてもらったお店なのでした。

さて、遠めからのんびり眺めていると、いよいよキリストを載せたお神輿が登場です。
 
このお神輿がゆっくりとしたペースで町中を練り歩きます。アタシたちも先回りして、町の中心部で見ることに。

って、やっぱりアンタたちお神輿に興味ないでしょ!?次のバルに移動して飲みたかっただけなんじゃない!

ロンダのワイン。車上荒らしに遭ってヤケクソになっているのか、少し高めの20€のボトルワインを注文。ここでのんびりとお神輿を待つっていうプランだそうです。ロンダのおいしい白ワインを賞味したければ、これ、おススメ(親談)。

白アスパラガス(4€)。高いなぁ~。しかも、アタシにはまだ早いでしょ、こういう素材の味を生かした繊細な味のタパス…。でも、親は大満足の模様。実は、このお店も例のスペイン人の友人のおすすめなのでした。少し高いですが、味は確かです(親談)。

(バル「Tragatapas」 住所:Calle Nueva, 4, Ronda)
アタシは、好きなポテトチップが出てこないので、いじけて地図にお絵かき…。

結局、さっきの通りでは、お神輿は遠目からしか見えず…。またまた先回りして、今度は目の前で見られる席を確保。楽しみ~。親は串焼きを食べてます。閉口…。

いよいよやってきました、お神輿。キリスト様、悲しげな表情です…。

こんなお姉さま方もこのお神輿について行きます。


プロセシオンは、ほんとにゆっくりしたペースで夜中まで続きます。それを追いかけながらの町歩き、食べ歩き。セマナサンタ初日を小さい町ロンダで過ごしたのは正解だったなぁ。明日は、またまたマラガへ。海に近いみたい。こりゃー、楽しみだ!!

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