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スペイン北の旅 ~ サンタンデール2 ~

さて、次の日もビーチからスタート。と言っても、もう午後です。スペインでは、ビーチがにぎわうのは昼食以降。つまり、午後3時とか4時とか。一日の一番暑い時間帯からビーチに出かけていくようです。だから、午前から行くと、人が少なくていいですが、少し寂しい感じ…。

うんうん、まずは注意書きを確認。

サンタンデールのビーチは結構厳しめ。禁止事項が多いぞ。「ねえ、おとうちゃん、”No Nudismo”って何?」「裸になっちゃいけないってことだよ。」

午後の日差しはアツい。買ったばかりのアイスもこの通り…。


マドリッドからの電車で知り合った女の子。偶然、ビーチで会うことができました。

これは子供なので、”Nudismo”じゃないよ。 

お腹も空いたし明るいうちに宿に帰りました。シャワーを浴びてすっきり。

相変わらず、このバルコニーからの眺めは最高。そうだ、スケッチしよっ!

カモメの声を聞きながらのスケッチ。

こんな感じかなぁ…。



さて、晩御飯は…。さっき、ビーチで会った女の子の家族。実は、ここサンタンデールの人なのでした。だから、おいしいレストラン、聞いておいたんだって。さすが、親。

(「La Radio」 住所:Paseo General Dávila 103, Santander) 
シーフードだけじゃなくって、肉もあったり、子どもにも食べやすいものが多いから勧めてくれたんだって。

地元の人気店らしく、すでに込んでいます。確かに、子連れでも入りやすい雰囲気。

カウンターにいるおじちゃんが飲んでるものが気になっちゃいました。ずっと見てたら、注ぎ方を教えてくれた。

これ、シードル(sidra)っていうリンゴから造るお酒なんだって。樽の形をしたポンプで、じょじょじょーって。ビンを傾けなくっても注げるんだよ。

さて、料理が来た。スペイン料理の定番、エンサラディージャ・ルサ(ensaladilla rusa)7€。ジャガイモのほかにゆで卵、カニ、エビが混ぜ込んであるみたい。こりゃー、パンに合うわ~。


この店、人気店だけあって、食材の見せ方もすばらしい。いけすの中にはエビが踊っています。父、かなりテンションが上がったらしく…、ここはドーンといいもん食べちゃおう!だって。大丈夫か?旅はまだ始まったばかり…。予算のことも考えないと…。

父、店員と実物を見ながら、なにやら話しています。注文するものを決めているようです。
さて、やってきたのがこれ。

アカザエビの鉄板焼き(cigala a la prancha)。これまたかなり大きめの行ったね~。「細身ながら、身がしっかりと詰まっているので食べごたえ満点、味も濃い」って、親が興奮しながら言ってます。大丈夫か、こんなに大きいの頼んじゃって。

このエビですが、なんと1kgで70.0€。食べたのは750gだったので…。お会計を見てびっくり仰天!52.0€(約7400円)。父「おいしかったから、いいんだ!」と言っていますが、顔が青ざめていました。

このレストラン、何を食べても間違いなし。手頃な値段の肉料理、シーフードもそろっているのでお勧めです。もちろん、高級食材もそろっています。
 
北では、7月でもまだアジサイが咲いるよ。


夕方には涼しくなって、日本のような蒸し暑さがない。これから北の旅、なかなか良さそう。

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スペイン北の旅 ~ ゲルニカとサンティマミニエ洞窟1~

サンタンデールのバスターミナルを朝8時に出るバスに乗ります。うーん、早起きはつらいなぁ~。なんでこんなに早く出るのぉ~!?母「洞窟にある古代人の壁画を見に行くんだよ~っ」。アタシ「特に興味なし…。」

9時半にビルバオのバスターミナルに到着。3人で約21.0€でした。 

なかなかきれいなバスターミナル。
 
行くところは、サンティマミニエ洞窟(La cueva de Santimamiñe)。スペインの北部には、紀元前1万年以上前にいた人たちの生活の跡が残る洞窟があるんだって。アルタミラっていうのはすごく有名だけど、そこは一般には公開されていないんだって。でも、サンティマミニエ洞窟は『地球の歩き方2012・13年版』によると、原始人の壁画が見られるんだって。だから、母が「見たい~」と言い出した次第です。ガイドツアーを予約しないと入れないみたいなので、前日に電話で予約をしておきました(ガイドツアーは13時からで所要1時間半とのこと)。

バスの運ちゃんに聞くと、そこへ行くには、ビルバオからレケイティオ(Lekeitio)行のバスでエリコ・エンパランツァ(Herrko Enmarantza)というバス停で降りるとのこと。バス停からは山道を2Kmも歩かなくちゃいけないんだって…。『歩き方』の情報と少し違うけど、運転手のおじちゃんの言ってることに従います。でも、2Kmの山道…。テンション下がるわぁ~。

ターミナルのインフォメーションで時刻表をゲット。一番上にあるバスがそう。一番近いのは…、11:15発のバスだ。まだ1時間半も時間がある!

 バス出発まで時間があるので、その間に、近くに手配しておいたホテルに荷物を置きに行きます。

さて、バスに乗車。そして、 50分ほど経ったところで、バスの運ちゃんが "Aquí,aquí !"と叫びました。 エリコ・エンパランツァに到着したようです。さらにバスの運ちゃん、歩いて行く方向を指さして「あっちだ。ここから人に聞きながら行け!」と。

ほんとに何もない静かな市道。

アタシのテンションもガタ落ちです。
 

サイクリングを楽しんでいるおじちゃんに聞いたら「あの山のふもとあたりにある」と。

なんかすごい遠く感じるぞ~。

ひたすら山道を歩いて30分。

やっと洞窟の入り口に到着。ぎりぎり1時に間に合いました。

受付を済ませて、ガイドツアー開始。でも、ほとんどは、早口のスペイン語によるガイドの話…。なかなか洞窟の中に入れてくれません…。開始から40分は話してたな…、このガイド。ようやく中に入れるようです。
  
これが原始人の洞窟の入り口。この中に12,000年前の人たちが暮らしてたのか…。いにしえの昔の思いを馳せるアタシ。さて、ようやく中へ(中は写真撮影禁止)。狭い洞窟内のスペースで、またまたガイドの長い話が続きます。
ここで驚くべき事実が発覚!!なんと、この洞窟の壁画もすでに一般公開はされなくなっていたのでした!!これには、「母」ショック!「歩き方」には「壁画が見られる」となっているのに…。苦労してここまで来て、この仕打ち…。アタシもショックで立ち直れません…。ガイドツアーでは、ただ、洞窟にちょろっと入るだけ。壁画のあるところまでは行けません…。

泣く泣く洞窟を後にして、昼食。洞窟の受付付近が市道のドライブインみたいになってて、レストランがあります。お昼時、人でごった返しています。入って、席があるか尋ねると「NO!」。予約で埋まっているようです…。10€のmenú del día(定食料理)をみんな食べてます。すごくおいしそう。ここは、予約してでも来る価値のある名店のようです。 


食にもありつけず、帰りの足取りが重い…。アタシたち、いったい何しにここまで来たんだろう…?

ただ、天気だけは最高。

この後、バス停まで戻って、ゲルニカ(Gernika)で下車して、町歩きをすることにしました。後味の悪いサンティマミニエ洞窟の訪問となりました…。

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スペイン北の旅 ~ ゲルニカとサンティマミニエ洞窟2~

さて、洞窟でのショックから立ち直るべく、ゲルニカの村に到着。この村の悲劇はアタシも父から聞いて、知ってる。スペインの国内で戦争があった時、支援する勢力の援護として、ドイツ軍がいきなり空爆して、たくさんの人が亡くなったんだよな…。その怒りを絵に表したのが、ピカソの「ゲルニカ」。マドリッドの美術館で見たことがある…。おっきい絵で、白黒だけど、すごく力のある絵。その絵の舞台がこの村なんだ…。

ゲルニカの駅舎。

鉄道駅の近くでバスは泊まります。


村の子供たちに話しかけられるアタシ。やっぱりアタシって、魅力的なのかしら…。

村の中心フォル広場(Plaza Foru)に到着。

左の建物が平和博物館(Museo de la paz)。なにやら、日本的な絵がかかってるぞ。

よく見れば、長崎の平和記念像が中心に描かれてる!博物館を見学後、この絵のことを聞いたら、平和活動のプログラムの一環なんだって。世界各国の子供が平和を祈願して描いた絵が、こうやって世界のいろいろな国を巡るんだって。すばらしい活動だなぁ…。

次は、バスク議事堂へ。これがゲルニカの木。

この木の下で、昔、バスク人たちは独立を宣誓したんだって。今はまだ、バスクの独立はかなっていないけど、バスク人の精神的な支えなんだって、この老木。

まあ、アタシは側転の練習ができて、この場所、好きよ。


議事堂内でまったり…。落ち着くわぁ…、この空間。


天井には、ゲルニカの木のステンドグラス。

夕方の日差しが差し込んで、これまたとってもステキ。

最後に、ゲルニカのレプリカを見て…っと。

これは、もうマドリッドでオリジナルを見てるから、あまり感激はありません…。

駅のホームへ。ビルバオへの帰りは、バスではなく、電車で行くことにしました。1時間に1本は出てます。
 
あっ、電車が来たぞ!

それっ、乗り込め~!

いかにもローカル線って感じ。

1時間ほどでビルバオの町が見えてきました。

そろそろビルバオのアチューリ駅(estación de Atxuri)に到着です。

今日は朝6時に起きてサンタンデールからビルバオ→洞窟→ゲルニカ→ビルバオ。ひじょーに疲れた1日でした。

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スペイン北の旅 ~ サクっとビルバオ ~

一夜明け、ビルバオ(Bilbao)の朝。昨日は、ここへ着くなりいきなりゲルニカ方面に行っちゃったから、ほとんどこの町、見てません。が、実は今日も移動日なんだって。午後にはサンセバスティアンに向かうんだって。いや~、1泊での移動は6歳の体にはこたえるぞ~。

何はともあれ、まずは朝食。バスターミナルの近くに、いい店、見つけちゃいました。

変わったトルティーリャ。

定番のポテトに加えて、レタスやツナがサンドされてます。ゆで卵の細切れがかかってます。すごいボリューム。味もおいしい。
コーヒーも、こんなにかわいく出してくれます。アタシは飲めないけど、見るだけで楽しい。

上のトルティーリャとコーヒーのセットで3.00€。これは、スペインの外食の物価から考えたら安いぞ~。

店のインテリアもおしゃれで気に入っちゃった。

小粋なトークにも花が咲きます。バスターミナルに近いので、待ち時間があったら是非。
「Las Cañitas」(住所:Luis Briñas 19, Bilbao)

さて、バスまでに時間もないので、有名な「グッゲンハイム美術館」だけでも見学することに。

おもしろい形の建物だなぁ~。いかにも近代アートって感じ。マドリッドの美術館とは全然違う。

花の子犬ちゃん。

入り口から、おもしろさ全開です。

中もけっこうおもしろかった。モダンなアートって、わかりにくいものが多いけど、ここは、アタシ、好き。あまりにもトリッキーで、ガラスの仕切りにおでこを2回ぶつけるという災難に見舞われたけど…。

結局、これで時間切れ。バスの時間が迫っていたので、これにてビルバオは終了です。次は、サンセバスティアンへ向かいます。 

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スペイン北の旅 ~ 北部の至宝・サンセバスティアンへ再び1 ~

ビルバオをバスで出て、2時間弱でサンセバスティアンへ到着で~す。実はここ、2度目の滞在なの。以前は、入院した知り合いのお見舞いにやってきたことがあるんだ。その時は、11月で、まだ泳ぐには早かったけど…。今回はばっちりビーチで楽しむぞ!!4泊もするし…。その美しさに、人はここを「ビスケー湾の真珠」とか「スペイン北部の至宝」とかって呼びます。ステキなネーミング。ちなみにここはバスク州。バスク語ではサンセバスティアンはドノスティア(Donostia)。人たちはバスク語も話すの。もちろんスペイン語も通じるけど、とりあえず「ありがとう」だけ覚えとこっと。エスケリク・アスコ(Eskerrik asko)か…。
 
この時期(7月)のサンセバスティアン(以下、サンセバ)はすでにハイシーズン。ホテルは異常なほど高い…と親が嘆いてます。でも、そんなことアタシには関係ないもん。2段ベッドがあって、この部屋、気に入ったぞ。

アタシ、上で寝たいけど…、柵がないからやめとけって、親が言う。うーん、なんで柵もハシゴも付いてないんだろ…?

もう夕方…。とりあえず、バルに行って夕食をとることに。ここサンセバは、世界でも有名な美食の町。世界中からおいしいピンチョス(お手軽なおつまみ)を求めて年中ごった返してます。ピンチョスは、もともとは、パンに食材をのっけたアペタイザー。でも今は、おつまみ全般を指してこう呼ぶみたい。ちなみに、もう少し大きいサイズの料理をラシオン(ración)
って呼ぶよ。

さて、サンセバ滞在、記念すべき1軒目は、母親おすすめのここから。テーブル席も少しだけあるから、アタシみたいな子供がいても大丈夫。カウンターに並んでいるものを指させば、席まで持て来てくれます。お会計は後でも大丈夫。ぜーんぶ店員さんが覚えています。プロのお仕事。

(「Bar Martinez」 住所:Calle 31 de Agosto, San Sebastian)

タラの卵(2.60€)。
 
うーん。日本食にもある煮物みたい。薄味がうれしい、ほっとする味わい。

パンにカタクチイワシの酢漬けがのっかってるやつ(2.30€)。

魚が新鮮だから臭みゼロ、酢がききすぎてなくておいしい…って、親が言ってます。これは、アタシにはちょっと…。

タコの串焼き(Brocheta del pulpo)(5.10€)。
  
これは指さしではなく、口頭の注文で。注文してから焼いてくれます。外はカリッ、中はフワフワのタコさん。

この他にもいくつか頼んで、今日のところは終了です。ところで、サンセバのピンチョス。一見、量のわりには高い気がします。だって、あのタコの串焼き、アタシのお小遣いの5か月分だよ。でも、親いわく「確かに高い。でも、人気店は、どれもすごく繊細だし、凝ったピンチョスばかり。店員のサービスも良いし、この値段になるのも仕方がない」だって。

次の日、ビーチへ向かいます。

あっ、ドンキホーテのおじちゃんとサンチョパンサだ。バスクでもお目にかかれるとは。あれ、おじちゃんの手がない!だれっ、こんなことしたの!!

ビーチで海水浴!!と思いきや、天気がびみょー。そこで、水族館へ行くことに。
 
サンセバの水族館。水族館は、沖縄の「ちゅら海」以来かな…?

おっと!いきなり水上人形劇のお人形さんたち!!

ベトナムのハノイに行ったときに見たよ~。久ぶり!!

クジラ漁のジオラマ。

ふーん、昔の人って、こうやってクジラを獲ってたんだ。勉強になるわぁ~。

親がこれを見るなり「おっ!ボケローネス・フリートスだ!」だって。

ボケローネス・フリートスって「カタクチイワシのフライ」って意味でしょ!?まだ、揚がってないじゃん、これ。

うわー、カラフルだけど…、すこし怖い。


アタシ撮影のクラゲ。


こじんまりとした水族館だけど、なんだかのんびりと落ち着ける場所でした。さて、外へ出ると、晴れ間が!!ビーチかな??


ビーチの前にお昼ご飯だって。水族館付近の湾岸のレストラン通りで昼食です。

イワシの塩焼き(sardinas a la plancha)。
 
これは大人の好きなやつでしょ!アタシにはちょっと…。これで12€って…。

次は、サンセバの名物カニグラタン(changurro)。

カニみその味がほのかに香って、なかなかおいしい。でも、これで15€って!

水族館方面のレストラン通りは、「味は悪くない。雰囲気もいい。でもちょっと高い…。」と親が嘆いてました。じゃあ、その辺のピザ屋にすればよかったじゃん!

さて、完全に晴れたので、ようやくビーチへ。それーっ!!
 

この7月の時期、干潮が午後7時半でした。この時間が、一番賑わいを見せてます。
 

夕食は軽くバルで。
 
(「Bar Rojo y Negro」 住所:Calle San Marcial 52, San Sebastian)

なにこのおもしろい注ぎ方!?これ、チャコリ(txakoli/chacoli)っていうバスク地方のワインなんだって。発泡性の白ワインを、こうやって高い位置から注いで、炭酸を思う存分遊ばせて飲むそうな…。じょわじょわ~。冷えてるから、ビールの代わりに、一杯目からでもOK、って、親が言ってます。ちなみに、一杯目を注いだ時に「あー、写真撮り忘れた」って言ったら、もう一杯ついでくれちゃった、タダで…。気の利いたサービスがうれしい。

アーティチョークのフライ(1.80€)。奥が肉団子(albondigas)(3.50€)。
 
頼んだものは、作り置きを温めなおしたものだけ。だから、特別おいしいっていうわけじゃないけど…。テーブル席があるから、子供には助かるわぁ~。店員さんも親切だし…。子連れには過ごしやすいバル。
 
サンセバのカテドラル。
 
今まで見てきたカテドラルに比べたら、すごく小さいけど、質素なところが逆にキレイ。おやすみ~。

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